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CD 『イギリスの戴冠 1902〜1953』 ポール・マクリーシュ&ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズ、サイモン・ラッセル・ビール(カンタベリー大主教)

『イギリスの戴冠 1902〜1953』 ポール・マクリーシュ&ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズ、サイモン・ラッセル・ビール(カンタベリー大主教)

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    soziologe  |  GERMANY  |  不明  |  2020年12月15日

    これはとても面白い。1937年の式次第をもとのイギリス王室の戴冠式を再現し,1902年,1911年,1937年,1953年の4回の戴冠式で用いられた音楽のなかから「最高’(very best)」な曲を集め,ポール・マクリーシュが大オーケストラとオルガン,合唱,カンタベリー大司教朗読で録音したもの。3時間半かかるという戴冠式が,2時間半ほどでまとめられている。 エルガーの「戴冠行進曲」ではじまり,オーケストラ曲,合唱(アカペラ),大司教の朗読があり,最後はウォルトンの「戴冠行進曲」で終わる。その前には,同じくウォルトンの「戴冠テデウム」,そして現代作曲家デヴィッド・マシューズの英国国歌編曲版あり,どちらも面白い。また,作者不詳の賛美歌,ヘンデル,ヴォーン=ウィリアムスの合唱曲も美しいが,特質すべきは合唱と大司教の掛け合いで進む「聖餐式」だろう。戴冠式の厳かな雰囲気が体感できる。 最初の方(キングとクイーンが登場する前)にエルガーの有名な「威風堂々」1番が来る。これが意外におとなしめ。合唱もつかない。プロムスで目にするような熱狂の場ではない。 マクリーシュの指揮はキビキビしつつ,いつもの彼らしく合唱の「歌心」を大切にした良い演奏だ。

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