ハンス・ロスバウトの芸術(54CD)
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Pillow | 京都府 | 不明 | 2019年10月23日
ロスバウトの主要録音集成です。とりわけ新ヴィーン楽派の演奏は、1950年代において飛び抜けた高水準のものだったと思われます。手兵・南西ドイツ放送交響楽団のほか、コンセルトヘボウ管弦楽団、ケルン放送交響楽団が非常に好調です。大半はモノラルですが、十分堪能できます。 現代作品のなかでは、クセナキス『メタスタシス』の世界初演の音源(南西ドイツ放響、1955年録音)が特筆すべきものです。この斬新な作品に、初演でこれだけ高度な表現を与えることのできる指揮者とオケは、ほかにいませんでした。リゲティ『アトモスフェール』も、初演時の音源です(南西ドイツ放響、1961年録音)。ブーレーズ『ポリフォニーX』(南西ドイツ放響、1955年録音)、ブーレーズ『力のための詩』(南西ドイツ放響、1958年録音)も貴重です。後年ブーレーズは、後者を自分の作品目録から外したので、この音源以外に聴く機会はなさそうです。10人の方が、このレビューに「共感」しています。
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