【中古:盤質S】 交響曲第8番(1887年第1稿) シモーネ・ヤング&ハンブルク・フィル(2SACD)
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2009年07月26日
かつては学者の研究の素材でしかなかったブルックナーの初稿であるが、ケント・ナガノによる第4など、優れた名演が増えてきつつある。そのような中で、シモーネ・ヤングもブルックナーの初稿を積極的に採り上げている指揮者の一人であり、既に第2〜4において初稿による優れた名演を成し遂げてきている。そんなヤングも、よりスケールの大きい第8では、どんなアプローチを見せるのか若干の不安も感じていたが、それは杞憂であり、期待を裏切らない名演を成し遂げた。全体としてはスコアを忠実に音化しつつも、決して大人しい演奏ではなく、オーケストラを重厚に鳴らしつつ、女流指揮者ならではの繊細さも兼ね備え、初稿ならではの魅力を存分に満喫させてくれる。SACDマルチチャンネルの高音質も大いに魅力的であり、音質面も加味すると、現時点では最高の名演盤と言っても過言あるまい。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ray | 愛知県 | 不明 | 2009年07月22日
個人的には49枚目の8番ですが、順位云々ではなく、素直に「素晴らしい」演奏です。稿や版に拘って自分の好みの演奏以外を敵視するレビューも時折見受けられますが、瑣末な事と悲しく思います。各指揮者が使用するスコアが何であれ、根源は全て「ブル8」なのです。このCDに関しては無機質ではなく、また毒を吐くでもなく、純粋に、聞き終えて満足の出来る一枚です。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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まつやす | 大阪府 | 不明 | 2009年07月19日
大変な名演奏である。CD屋さんで第一第・二楽章を聞きとおしてしまった。第二交響曲が発売された時、「え〜っ、女でブルックナー?」と思ったのは私だけであろうか。とてもいい演奏だったが今回は第八である。期待にたがわぬいい演奏。十分満足であった。これからCDを買う予定だが後半の第三、第四楽章も大いに期待できる。デニス=ラッセル・ディビスのものと比較すると面白いことこの上なし・・・。やはりブルックナーは第八が最高だ。そして改めて思う・・・「芸術に男女の区別無し」2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ヤマト | 新潟県 | 不明 | 2009年07月16日
SACDで一聴してこの演奏は相当な名演・名録音である事がわかる。 私はブルックナー渾身の名作第8番でこれほどの感銘を受けたアルバムを持っていなかった。アダージョは、筆舌に尽くし難いほどに美しく、フィナーレは、正に血湧き肉踊る演奏である。 ブルックナーファンよ、これは必聴の名演奏・名録音であると断言する。 シモーネ・ヤングは2番3番4番8番と尻上がりに益々その演奏に深みを与えている。これは第1稿として真にブルックナーの魂が感じ取れる超名演なのかもしれない。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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カバポチ | 神奈川県 | 不明 | 2009年07月16日
有機的な音の響きが実に素晴らしい!それにしても彼女の才能は群を抜いている。僕が今一番好きな現役指揮者は彼女だ。今までに出たブルックナーも実にいい響きを出していたが、今回のは「8番の第一稿」という魅力も手伝って、ブルックナーファンを完全にKOしてしまう魅力を湛えている。大推薦!2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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