ベルリオーズ(1803-1869)

CD Symphonie Fantastique: Karajan / Bpo

Symphonie Fantastique: Karajan / Bpo

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  • ★★★★★ 

    abbadondon  |  栃木県  |  不明  |  2013年05月18日

    幻想交響曲の中でも群を抜いて美しい。 カラヤンの全盛期でアナログ末期の優秀録音、 今、アバド盤、デュトワ盤を聴き比べてみたが カラヤンのすごさを感じた。 1楽章の導入部、4楽章のド迫力、5楽章フィナーレの 見事なまとめ方、どれをとっても帝王カラヤンだ。 ただひとつ、このCDのジャケット写真はいただけない オリジナルの不気味な鳥が横向いている写真のほうがいいのだが・・・ これと同様にDGのガレリアシリーズでヨッフムの「カルミナ・ブラーナ」 を所有しているが、やはりそっけない。 イメージは大事ですぞ。

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  • ★★★★★ 

    karajan fan  |  北海道  |  不明  |  2011年07月08日

    カラヤン3度目の幻想交響曲。 過去に54年、64年、74年(本盤)とほぼ10年間隔で録音を行っていますが、これが最後になってしまいました。 この録音が彼にとっての完成形なのか、はたまた只単に機会が無かったのか? 晩年には「未完成交響曲」やモーツアルトとのカップリングで演奏会では頻繁に演奏されたようですし、88年の来日最終日はこの曲が演目に上がっていたようなので、晩年になっても想い入れがあった曲だったのでしょう。 さてこの演奏ですが、カラヤンは作曲者が付記しているように、失恋体験を告白することを意図した標題音楽として忠実に再現しています。 それは作曲者の意図しているところと言うよりもカラヤンの美的感覚に脚色された感が強い印象かもしれません。 ベルリオーズが演出しようとしたサイケディックさまでも極上の美しさをもって幻想的に仕上げています。 とくに第1楽章の「夢、情熱」がこの曲中では白眉です。 むせ返るような、やるせない恋の感情を、弦楽器群と木管楽器群の見事なアンサンブルで表現しています。 やはりこの当時のBPOは上手い! 舞踏会の優雅さは言うに及ばず、失恋の空虚さを表現した野の風景までもが独立した小品としての完成度に達しています。 そして毒々しい狂気的な印象がある「断頭台への行進」や「ワルプルギスの饗宴」までも美しく、そして上品に創り上げています。 最後の最後まで張り詰めた緊張の糸が途切れず、一気にクライマックスを作り上げるところはカラヤンお得意の構成です。 さすがにカラヤンにこの手の楽曲を演奏させると上手い! とにかく、美しさではこの盤の右に出る演奏にはお目にかかっていません。

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  • ★★★★☆ 

    ワレンペラー  |  広島県  |  不明  |  2011年06月13日

    カラヤン/BPO全盛期の録音で、細部まで美しく仕立てた演奏。特に、洗練の極みの第2楽章と堂々たる終楽章が秀逸。重量感あふれるBPOから軽妙な色彩感を見事に引き出した名演と言えるが打楽器の低域がカットされすぎていて迫力が減退している。64年盤のような素直な音が良い(演奏もあちらがより優れている)。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    G.v.Eisenstein  |  BRAZIL  |  不明  |  2011年03月10日

    もう四半世紀以上昔、クラシックを聴き始めた頃に姉が所有していたLPをこっそり持ち出して聴いたものでした。。。実はその頃はこの曲そのものが全然よく解らなかった!! 時が経って改めて聴いてみるとカラヤンの流儀が極められた、実に快適な演奏だと思います。最近の刺々しい演奏に疲れた耳には返って新鮮に響くかも知れませんね。 この曲と相まって、理屈抜きでオーケストラ音楽の醍醐味を楽しめる録音だと思います。

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  • ★★★☆☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2010年11月26日

    先にレビューされた岩手県の方の気持はよーく分かります。そうです、自分の気分によって聴き分けているというのが実情です。さて、カラヤンの幻想交響曲は次の演奏盤がありますが普通聴けるものとしては前の三盤かと思います。1954年PHO(タイム@14’43A6’23B16’46C4’50D10’44)、1964年BPO(同@14’29A6’19B16’46C4’39D10’53)、1975年BPO(同@14’27A6’20B16’45C4’38D10’47or@14’17A6’07B16’50C4’38D10’26)、1977年BPO(同@13’42A6’12B16’23C4’33D11’58)、1987年BPO(同@14’13A6’23B16’55C4’41D11’11or@14’37A6’42B17’03C5’02D11’37)、1975年カラヤン67歳頃絶頂期の演奏録音である本盤、第1楽章「夢と情熱」やや肉厚さを予感させオペラの間奏曲の雰囲気を醸し出します。「間」を取りながらエコーも効かせ華麗にアプローチ。中盤攻めて行く箇所は流石上手いもので最後エピソード的な〆はゆっくりとしています。第2楽章「舞踏会」重いバックにサポートされワルツは息遣いが聴こえるようです。結び目は速めに・・・。第3楽章「野の風景」はややベッタリした感触でその分厚さ故この楽章で味わいたい憂鬱さは乏しいようで要は語り過ぎ。しかし最後の管とティンパニーの遣り取りは緩慢さを武器に不気味さを強調してそれなりに納得してしまいます。第4楽章「断頭台への行進曲」はドスを効かせてスタートさせ本体展開は割りと軽く経過。入り込まず何か一線を隔した感じとなり迫って来ないのも頼りないです。最終楽章「ワルプルギスの夜」はちょっと不自然なエコーのある鐘が気にはなります。全体重々しい運びはBPOサウンドが拍車をかけます。後半叫声と聖歌が不気味に入り混じりクライマックスへ雪崩れ込みますがやっぱり何か突き放した印象は拭えませんでした。他の演目は未聴ですのでOKランク以上と当面させて下さい。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★☆☆☆ 

    auger913  |  不明  |  不明  |  2010年07月07日

    簡潔に書くと、カラヤンもベルリンフィルも最良の時期の録音です。 テンポは妥当、レガートで塗りたくった後年の物ではありません。 鐘の音も数ある同曲の録音のなかでも音楽的に群を抜いています。 残念なのは音質。これはアナログ時代の優秀盤でしたが、 変なりマスターでその面影がありません、元のCDがあるなら探しましょう。

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  • ★★★★★ 

    カラヤン英雄  |  岩手県  |  不明  |  2009年06月14日

    ベルリオーズの幻想交響曲といえば、ちょとしたクラシック音楽ファンなら誰しもシャルル・ミュンシュ指揮パリ管弦楽団の演奏のCDを思い浮かべるに違いない。それだけパリ管の色彩豊かなオーケストラにミュンシュの熱っぽい指揮は有無を言わせないだけの強い説得力があった。かくいう私もLP時代からCD時代になってミュンシュ/パリ管の幻想交響曲のCDを購入して、気持ちを高揚させつつ聴きいったものだった。しかしながら、ベルリオーズの幻想交響曲は単なる標題付き交響曲ではなく全5楽章それぞれにベルリオーズが表現しようとした文章が記されている。このような音楽によって情景や感情を表現することにかけて、カラヤン/ベルリン・フィルの右に出る指揮者/オーケストラを探すのは難しいのではないだろうか?カラヤン/ベルリン・フィルがこの幻想交響曲を録音したのは、1974年でありカラヤンとベルリン・フィルが蜜月の状態にあり、カラヤン/ベルリン・フィルが全盛期を迎えていた時期である。カラヤンは交響曲に限らず、ベルリン・フィルから低音部を充実させた演奏を要求し、その上に各弦や木管,金管を華やかに鳴らさせていた。そういったこともあり、ミュンシュ/パリ管とカラヤン/ベルリン・フィルの演奏を比較した場合、オーケストラの迫力といったものは両者ともに素晴らしいとしか言いようがないが、カラヤン/ベルリン・フィルの方が重く聞こえるのは確かである。1つはっきりと言えるのは、フランスの音といった概念にとらわれなければ、カラヤン/ベルリン・フィルの作りだす音楽に抵抗感を感じることがないということである。私としてはカラヤン/ベルリン・フィルの演奏のCDもミュンシュ/パリ管の演奏のCDもその時の気分に合わせて聴いていきたいと思っている。

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