劇的交響曲『シェエラザード2』 リーラ・ジョゼフォヴィッツ、デイヴィッド・ロバートソン&セントルイス交響楽団
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うーつん | 東京都 | 不明 | 2017年10月10日
私にとって、このディスクがジョン・アダムス作品のファースト・チョイス。 この楽曲のテーマともいえるアラビアン・ナイトにでてきそうな魔法のじゅうたんのごとき、熱気を孕んだ奔放な絵柄でありながら、緻密な音の織り込みがなされた作品にグッと惹きこまれていった。 現代音楽と思えないくらいに明快で、かつ演奏者を夢中にさせるような音楽作りのため、私たち一般聴衆にも理解しやすく普通のレパートリーとして定着できる気もする。眉間にしわ寄せて聴く種類の現代音楽ではない。息をつかせぬ面白い物語を、音絵巻で表した作品と考えればいいのではないだろうか。リーラ・ジョゼフォヴィッツが主人公として様々な物語や冒険を自在に奏でており、今後も(男性でもいいが)女性ヴァイオリニストにとって重要なレパートリーになっていきそうな気もする。 リムスキー=コルサコフの「本家」シェエラザードと一緒に演奏会に取り上げたらさぞかし面白い(そしてかなり濃厚な)一夜になることであろう。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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