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CD マリア・ジョアン・ピリス/DG室内楽録音全集(12CD)

マリア・ジョアン・ピリス/DG室内楽録音全集(12CD)

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    I.O.U  |  北海道  |  不明  |  2021年03月18日

    結論から云うとピレシュの室内楽録音全集は私のジュエル・ボックス=高荷箱です! 録音全集というと大抵は一貫性のない音源の寄せ集めになりがちで特にポリーニやアルゲリッチはその傾向が強く作曲家ごとのコンセプトを捉えようとする場合。別に全集を聴く必要があるが、こちらのボックスセットは ベートーヴェン、ブラームス、グレイグのヴァイオリン・ソナタ全集の意味合いも兼ねている。 勿論、バイオリンはこのあたりの演奏には定評のあるご主人様のデュメイなのでピレシュとの息もピッタリあっている。 CD単売ではピレシュではなくてデュメイのクレジットになっているので実質的にはピレシュとデュメイのバイオリンソナタ全集という見方もできる。 ピレシュ・デュメイ夫妻を中心としたリラックスした中にも緊張感のある 密度の高い演奏を聴くことが出来る是非とも一度聴いていただきたい名演集だ。

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    せごびあ  |  愛知県  |  不明  |  2020年09月26日

    出しゃばることがない。だから作曲者が意図した音楽が素直に聞こえてくる。誰と組んでもそうなのだから、ピリスの個性のなせる業といえるだろう。彼女はソリストであるよりも重奏でこそやりたい音楽が表現できているのかもしれない。すばらしい。

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    maruno  |  兵庫県  |  不明  |  2017年10月15日

     このような体験ははじめてです。長く音楽に親しんできましたが、これまでのどの演奏会とも録音との出会いとも異なるのです。痺れるような感動・感激を得た演奏会は何度かあります。でもこれはそういったものではありません。演奏者・ピリシュ氏およびデュメイ氏の音楽へ向かう姿勢・心などが私の魂に響いたような、直撃してきたような、そういった表現しか浮かびません。  ブラームスのヴァイオリンソナタ3番。古くから名盤誉れ高きものから現在第一線で活躍する方にいたるまで多くを愛聴し、それこそ宝物のように大切にしてきたあらゆるCDを鑑賞した後に聴くピリシュ氏およびデュメイ氏は明らかに一線を画しています。それこそのけぞってしまうほどの奥深さ。どこまでもどこまでも深遠な世界。  ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ。1番〜3番。こんなにいい曲だったんだね。6番。隠れファンが多いらしいですね。私も仲間入りいたします。9番「クロイツェル」。特に第2楽章でピリシュ氏およびデュメイ氏のかけあい、どう聴いたって二人がインスピレーションのキャッチボールをやっているかのよう。それも高いところで。第1変奏でヴァイオリンがそれこそ助奏に徹したかと思えば、次の第2変奏では軽快かつエネルギッシュに弾きまくる様はどうだ、といわんばかり。これがアンサンブルの醍醐味なのかもしれませんね。  きくところでは、ピレシュ氏はかつてウィルヘルム・ケンプの薫陶を受けたらしいですね。あっていますか?本当だとしたらまさに得てしたりですね。ケンプ氏の自然な音楽、流れるような音楽が思い起こされます。その音楽が今度は完璧な演奏技術を伴って再現されたかのよう。35年前、当時で50歳近いある方がケンプの熱情ソナタを聴きながら語ってくれたこと、まさに体験の話でしたが、私が今受けている感動は、その方と同じ体験をたどっているのかもしれません。

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    saitaman  |  埼玉県  |  不明  |  2017年03月25日

    ピアニストのピリスのDGでの室内楽の録音を全て集めたBOX。バイオリンが登場する曲はデュメイと組んでいるので、ピリスのアルバムであると同時にデュメイのBOXという見方もできる。ピリスは室内楽のピアニストとしては少し大人しめな感じもするが、特徴である柔らかな音色で落ち着いた心地よい演奏を聴かせている。デュメイは抒情豊かでまるで歌うようだ。グリーグのアルバムや、ブラームスの「雨の歌」などとてもいい。ベートーベンはとんがったところがなく品がある。フランスものも悪くない。12枚目のリサイタルのCDではチェロのメネスがライブらしい情緒性がよく出た演奏をしており、これも良かった。

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