トップ > 音楽CD・DVD > クラシック > シュトラウス、リヒャルト(1864-1949) > 英雄の生涯、ドン・ファン パーヴォ・ヤルヴィ&NHK交響楽団

シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

SACD 英雄の生涯、ドン・ファン パーヴォ・ヤルヴィ&NHK交響楽団

英雄の生涯、ドン・ファン パーヴォ・ヤルヴィ&NHK交響楽団

商品ユーザレビュー

  • ★★★★★ 
    (1 件)
  • ★★★★☆ 
    (0 件)
  • ★★★☆☆ 
    (0 件)
  • ★★☆☆☆ 
    (0 件)
  • ★☆☆☆☆ 
    (0 件)

レビューを書いてみませんか?

レビューを書く

検索結果:1件中1件から1件まで表示

  • ★★★★★ 

    七海耀  |  埼玉県  |  不明  |  2015年09月22日

    外装フィルムのシールに「2015年、空前のコンビが船出する」とあり、いわば鳴物入りのリリースである。パーヴォとN響の相性は相当良いらしく、以前もシューマンのラインやショスタコーヴィチの5番などで良い演奏を聞かせていた。この盤に収められている両曲は、最早定番とでも言えるもので、世界中の一流オーケストラによる数多の録音が存在している。今のところ国内限定のようだが、インターナショナルリリースもあるとすれば、多くの名盤に伍してその存在意義を主張し得るレベルにあるかどうかということだろう。結論から言えば「ある」という事だろうと思う。R.シュトラウスらしい豊穣な音楽が眼前に展開する。サントリーホールの特性もあり、全体に角の取れた柔らかい響きだが、金管はの合奏など、単に正確なだけでなく、十分に音楽的である。聞き手を包み込むような弦の豊かな響きはことのほか魅力的。「英雄の生涯」における、「英雄の戦場」の場面でも、いたずらに狂騒的にならず、金管の動きや弦の内声部や木管の細かいフレーズが十分に聞きとれ、なお且つ巨大である。音色のパレットも豊かだ。録音は、オクタヴィアの江崎氏が担当。マスで捉えた響きだが、細部もクリアに拾えており、理想的な録音である。やや録音レベルが低いようにも思うが、馬力のあるアンプを駆使し、SACDの特性を最大限に引き出すことが出来れば、素晴らしい音響が得られるだろう。当方のチープなシステムでも十分楽しめるが。 結論:これまで登場したおびただしい「英雄の生涯」の録音の中でもベストを狙う名盤の登場と言える。「ドンファン」も良い。

    9人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

検索結果:1件中1件から1件まで表示