シェーンベルク(1874-1951)

CD String Quartet.1, 2: Prazak Q

String Quartet.1, 2: Prazak Q

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    伊奈八  |  茨城県  |  不明  |  2022年02月12日

    日本でもお馴染みのプラジャーク四重奏団による熱演が聴けるCDだ。 弦楽四重奏曲第1番と第2番が収められている。 正直、レビューを書くのに難儀した。良いのか悪いのか分からなくなってしまったのだ。 それで、手持ちの弦楽四重奏曲第1番の演奏を全部聴く羽目になってしまった。 ・Kolisch String Quartet(1936)・Juilliard Quartet(1951-1952)・New Vienna String Quartet(1967)・LaSalle Quartet(1968)・Schoenberg Quartet(1985)・Mendelssohn String Quartet(1989)・Quatuor Manfred(1990)・Prazak Quartet(旧録音)(1991)・Neues Leipziger Streichquartett(1992)・Arditti Quartet(1993)・Prazak Quartet(当盤)(1997)・Schoenberg Quartet(1999) どれも個性のある優れた演奏だが、プラジャークQの演奏の立ち位置は微妙だ。表現主義的な激しさという点では、ジュリアードQとシェーンベルクQ(旧盤)とメンデルスゾーンQの方が勝っている。優しさや美しさという点では、新ヴィーンSQやマンフレッドQの方が勝っている。技術的な洗練度ではアルディッティQに劣る。そもそも解釈全体が師匠であるラサールQによる名演奏の劣化した模倣の印象が強く、新ライプツィヒSQの演奏のように新鮮に心に迫ってくるものがない。シェーンベルクQ(新盤)のような円熟味が感じられる訳でもない。ややこしいのは、プラジャークQには1991年録音の旧盤と1997年録音の新盤(このCD)があり、どちらもトラック2のスケルツォ部分に入る直前に1小節程度の音楽の不可解なカットがあるために、私は同じ録音と錯覚していたのだった。このカットは非常に不可解で、違和感がある。旧盤と新盤の演奏解釈に殆ど差はないが、新盤の方が熱演を強調している。新盤の録音の方が鮮明で、音質的には他の多くの録音より良い位だが、再生装置のクォリティが低いと弦楽器の音のノイズ成分のぶつかり合いが鑑賞を妨げるので、再生難易度はむしろ上がっている。総合的には、やや民族楽派寄りで泥臭さのある熱演といったところが的確かと思う。熱演であることは疑いようもなく、特に前半は聴き応えもある。 第2番については、聴き比べをする気力がなくなってしまった。新ライプツィヒSQ及びアルディッティQと比べただけだが、両者に勝る所は殆ど無い。

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    Stuemper  |  愛知県  |  不明  |  2010年08月15日

    例えばアルデッティとなどとはだいぶん趣の異なる、非常に目の詰まった、濃い演奏。「表現主義」の本来のイメージからするとこちらが正統的な解釈ということになるだろうか。もう少し声部のラインをくっきりと聞きたいところもあるが、マスとしての衝撃力で最後まで聴かせる。

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