サロメの悲劇、詩篇 第47番 ジャン・マルティノン&フランス国立放送管弦楽団
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京都のタケさん | 京都府 | 不明 | 2020年01月26日
アナログ時代、「フランスのエスプリ・シリーズ」と、言うのがあった。 旧EMIが持つ、フランス音楽を、フランスの演奏家で録音した貴重なシリーズだった。 この、フロラン=シュミット作品集も、今では、そこそこ音源が出ているが、最初期の録音だったはず。 しかし、少なくとも、音源として聴く限り、これほど、雄弁でダイナミックなものは、まだ、出ていない。 初演当時、「音楽が噴火する!」と、評された「詩編47」の冒頭の、壮大な音響は、この録音が、今現在ダントツにトップだと思う。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2019年01月30日
フローラン・シュミットは90歳近くまで作曲を続けた人だったから膨大な作品が残されているけれど 殆どの楽曲は聞く機会を得ない 残念なことだ ここに取り上げられた二曲はシュミットが30代で書いたもので 代表作であり傑作である その分厚い響きと大きな起伏はシュミットの特徴だ 印象派のそれとは一線を画す マルティノンは壮大な流れを損なわない大らかな歌いぶりと細部に至るまで神経の行き届いた調和を構築していく それにしても19世紀から20世紀への変わり目にこれほど多様で多彩な作曲家群がフランスに出現したのは奇跡と言える 新しい音楽を求め多岐に渡るスタイルと響きを創出したにも拘わらず フランス的なるものをその誰もが失わなかった事実は音楽に明確に刻まれている 近代音楽が個の手から湧出しても拠って立つ風土や血のDNAから解き放たれ得ないことを証明している だからその経歴の終わりに近づいたマルティノンが自国の作曲作品を次々と演奏し録音に収めていった心情が分かる そして羨ましい あなたも如何0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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テリーヌ | 兵庫県 | 不明 | 2016年08月01日
フローラン・シュミット作品でないと味わえない独特の世界を最も発揮する2曲をカップリングしたCD。マルティノン氏の演奏も優れています。アナログ時代には入手が難しく高かった記憶がありますが、今安価ですね。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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