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レズニチェク(1860-1945)

CD 交響曲第3番『古風な様式で』、第4番 ベールマン&ロベルト・シューマン・フィル

交響曲第3番『古風な様式で』、第4番 ベールマン&ロベルト・シューマン・フィル

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    吉川英治  |  奈良県  |  不明  |  2021年03月22日

    交響曲第3番「古風な様式で」目当てでこのCDを購入したが、正直期待はずれだった。ウィーン古典派の作曲様式をなぞった4楽章形式。ただそれだけでしかない。 ほぼ同時代にプロコフィエフが交響曲第1番「古典」を作曲していて偽古典的な形式にモダニズムと才気や工夫を盛り込んだ新機軸も打ち出して初演以来コンサートのレパートリーに定着していたのとは全く対照的と言える。 すっと前の世代のシュポーアの交響曲第6番「歴史的」ですらバッハとヘンデル(第1楽章)ハイドンとモーツァルト(第2楽章)ベートーヴェン(第3楽章)現代の流行音楽(第4楽章)という、音楽の技法をパロディー的に扱った交響曲を作曲していた、というのにこの交響曲は「古風な様式で」というタイトルだけでオリジナリティのかけらも無い。 彼を再評価しようとする人たちは「ナチスとの関係」で割りを食った、と強弁しているようだが、それ以前に作曲家としての魅力、人をとりこにする甘美な旋律もなく、前衛音楽派が刮目するような音楽技法もなく、練達の管弦楽法だけしかないのなら時代とともに忘れられてしまうのも仕方がないのではないか? 彼と同世代の作曲家たちは、練達の管弦楽法にプラス「甘美な旋律」であったり「音楽の歴史を変えるような技法」だったり「前衛的な和声法:だのを創出していたわけだから。

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