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CD イダ・ヘンデル/プラハ・レコーディングス1957〜65(5CD)

イダ・ヘンデル/プラハ・レコーディングス1957〜65(5CD)

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    HQ  |  愛知県  |  不明  |  2016年11月20日

     まずは、音質が良く、録音のレベルも高いアルバムだという印象を受けました。 バイオリン、ピアノともクッキリとした音であります。 演奏も、一音一音しっかりとが聞こえてきます。 ライブ録音も悪くなく、全体にわたり「イダ・ヘンデル」の技量の高さが伝わります。  一番は、1962年5月10-11日ドモヴィナ・スタジオでの収録ではないでしょうか。特に音が良くバイオリンの切れのよさが伝わります。 Disc1において、クライスラー、タルティーニ、パガニーニ、クロール、ラヴェル、サラサーテ、ブラームス、バルトーク、 メンデルスゾーン、シマノフスキ、ストラヴィンスキーと続きます。その中で、先頭のクライスラー(前奏曲とアレグロ)から度胆を抜かれ、タルティーニ(悪魔のトリル)、パガニーニ(モーゼ幻想曲)、サラサーテ(ツィゴイネルワイゼン)、ブラームス(ハンガリー舞曲第17番)と続きます。 クライスラーは、特にバイオリンの伸びと切れが印象的です。  二番は、ベートベンのバイオリンソナタがピアノの伴奏と息が合って緩急の切り替えがすごいことです。 Disc2において、ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2, ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3, ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.47『クロイツェル』は格別なものです。  三番は、ヴィエニャフスキがすごいことです。 Disc3において、ベートーヴェンの「ロマンス第1番ト長調 Op.40, ロマンス第2番ヘ長調 Op.50」は、テンポを落としてじっくりと聞かせ、これらに続くきヴィエニャフスキの切れのよさ際立っています。すごい! Disc5では、ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調 Op.22が好きになりました。  その他、Disc4では、「シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47」は、「シベリウス」自身のお墨付き受けた後の演奏として話題がありますが、これよりも36年後の1993年にラトルとの共演で行ったライヴ録音演奏に比べて正確さ重視の演奏に感じられました。 また、「ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61」は、ヨアヒムのカデンッアとなっています。クライスラーのものとは違って、スピード感が殺され流れよりもソロ演奏を強調しすぎのように感じました。  以上、『イダ・ヘンデル/プラハ・レコーディングス1957〜65(5CD)』(Supraphon No:SU4162 2014年08月28日)について記載しておきます。

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