ディーリアス(1862-1934)

CD Comp.part-songs: Elysian Singers Of London

Comp.part-songs: Elysian Singers Of London

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    slave  |  東京都  |  不明  |  2023年09月12日

    パート・ソングは概ね4声の無伴奏混成合唱のことでイギリスで盛んな楽曲形式。 ディーリアスは、晩年、梅毒によって失明し、四肢麻痺となったが、同郷のフェンビー青年の補助をうけて、珠玉の名曲を完成させたという逸話で有名な、イギリスの作曲家。 作風は、後期ロマン派と印象派の中間のような作風。 夏の夕べに、幅の広い川に小舟を浮かべて、流されてゆくでもなく、ただよっていると、どこかから、風に乗って歌声が聞こえてくる。 その歌声は、半音で上がったり、下がったり、どこへ向かってゆくでもない、盛り上がるでもない、始まりも終わりもない、永遠の歌声のよう。 音楽が、特定の場所を想起させるとすれば、ディーリアスのそれは、イギリス風庭園や、フロリダのオレンジ農園の幅の広い河のほとりだ。 彼の作品は、黒人のラプソディを想起させる。どこかへ意志的に向かって行くような音楽の対極の、ひたすら美しい時間に浸ることのできる音楽だ。 以下が収録曲であるが、とりわけ、夏の夜、水の上で歌える、の第一曲は、これを聴かずに死ぬのはもったいない。モーツァルトのアヴェ・ヴェルム・コルプスが好きな人なら必ず、愛することができる曲だろう。 あなたもあなただけの作曲家、ディーリアスをどうぞ。 Delius: German Partsongs (6) Delius: German Partsongs (6) No. 2, Durch den Wald No. 1, An den Sonnenschein No. 3, Ave Maria No. 4, Sonnenscheinlied No. 5, Frühlingsanbruch No. 6, Her ute skal gildet staa Delius: Irmelin, Act I Chorus. ”Away, far away to the woods...” Delius: Irmelin ”Hear a sad and ancient lay...” (Arr. E. Lubin for Choir) Delius: A Village Romeo and Juliet, Scene 4 Wedding Music. ”Lord, before thy mighty will...” (Arr. E. Fenby for Choir and Organ) Delius: Appalachia (Variations on an old slave song) Variations on an Old Slave Song. Finale. ”Oh, honey, I am going down the river...” (Arr. B. Suchoff for Tenor, Choir and Piano) Delius: On Craig Dhu (An impression of nature) Delius: Wanderer’s Song Delius: Midsummer Song Delius: Songs for Children (2) Delius: To be sung of a summer night on the water No. 1, —* No. 2, — Delius: Hassan, Act I Delius: Hassan, Act II ”Today the fools who cahth a cold in summer...” Delius: The splendour falls on castle walls

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    Mr. じじー  |  愛知県  |  不明  |  2010年01月06日

     以前、ルイス・ハルシー・シンガーズ他の演奏によるLPで、これらディーリアスのパート・ソングを少し聴きましたが、そのときの感動が再び蘇りました。 冒頭の「森を通って」から最後の「城壁に夕日が落ちて」まで全20曲、文字通り一気に聞かせてくれます。全体としてもう少し瞬間的な”爆発”が欲しいと思う部分もありますが、長く愛聴盤として手元に置いておきたいCDの一つになりました。

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