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ストラヴィンスキー(1882-1971)

DVD ストラヴィンスキー:『春の祭典』、『火の鳥』組曲、ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 パーヴォ・ヤルヴィ&パリ管

ストラヴィンスキー:『春の祭典』、『火の鳥』組曲、ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 パーヴォ・ヤルヴィ&パリ管

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    まるくる  |  東京都  |  不明  |  2013年11月23日

    この春の祭典はBSでも放映されていた。クープランの墓、モーツァルトのピアノ協奏曲24番(A.ヘフリガー)、そして春の祭典というプログラム。組み合わせの妙もさることながら、A.ヘフリガーのピアノも素晴らしくパリ管の魅力満開といったプログラムで、これがそのまま商品化されればと思うのだが、春の祭典だけでもここに発売されたことに感謝したい。とにかくパリ管の個性豊かさがプラスに働いている見事な演奏だ。オーケストラも最高のメンバーで臨んでいる。木管はダブルの主席奏者が全員出場している模様。例えば、フルートではプラッツ、リュカ(何とピッコロ持ち替え)、クラリネットではベロ、モラゲスといった具合。ベルリンフィルの木管も素晴らしいが、現在ではパリ管の方が音色や個々の芸では上を行くと思う。春の祭典はバウシュ的な暴力/ある種の残酷さを備えた20世紀の悲惨の予兆的な側面を有するが、一方で音楽としては世紀末的なワーグナー以降の音の稠密を断ち切って音やリズムそのもののみずみずしさを取り戻している点が魅力的であって、その両面を表現することが必要だ。このパリ管の演奏はそれを見事に両立させた演奏。終演後の拍手の大きさもそれを裏打ちしているのではないか。カメラワークも素晴らしい。時に奏者のクローズアップとなるが、音楽に真摯に向かう個々の奏者の真剣かつ共感している姿をセンス良く映している。ヤルヴィも見事に統率しているが、初演の地のパリのまさにトポスが乗り移ったようなパリ管が総力をあげた迫力に圧倒される、画期的な演奏である。

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