madman  |  東京都  |  不明  |  2012年12月16日

'11年発表｡華麗かつ壮大｡そして暴力的ともいえるすさまじくｴﾓｰｼｮﾅﾙなﾊﾟﾜｰ｡そんな圧倒的音像絵巻に引きずり込まれてしまう｡大作映画に匹敵する濃厚なﾄﾞﾗﾏを落とし込み､それらをひとつにまとめあげるﾌﾛｰﾚﾝｽの創造力とﾎﾞｰｶﾙ力にｽﾀﾝﾃﾞｨﾝｸﾞ･ｵﾍﾞｰｼｮﾝ｡衝撃的な1stを上回る会心の2nd､ﾀﾀﾞﾓﾉじゃない存在感が増幅してます｡

 

フィルモ  |  新潟県  |  不明  |  2012年02月15日

　エーゲ海に臨む丘に立って神殿と大空をバックに力強く歌う女神様……みたいな感じでしょうか。泡の弾けるような音とハープが鳴っているところからのイメージなんですが、すごく明るい解放感があるのは確か。前作タイトル「肺」に象徴されるフローレンス嬢のソウルフルな歌声はゴージャスなサウンド共々より滑らかに完成された感じ。ソウルフルと言ってもラテンやアフリカンな感じとは全然違ってクールで、良くコントロールされていて……激しいところは大人数でこぐガレー船ノリ？　船の舳先に立って歌ってくれたらどんな嵐も追い風に変えて黒雲から黄金の光芒を降り注がせてくれそう。やっぱり女神様のイメージがよく似合います。（お馬鹿なレビューですみません）