熊谷達也

本 群青に沈め 角川文庫

群青に沈め 角川文庫

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    イック  |  大阪府  |  不明  |  2021年04月10日

    戦時中の特攻を描いた作品というと大半は神風特攻隊、パイロットなんですが、この作品は潜水特攻隊伏龍の日常、訓練の様子、そして驚くべき日々が綴られています。主人公は17歳でまだ少年と言える年齢の子供達が戦状の悪化により、機雷を持ち海に潜って敵上陸艇を爆破するという任務が下されます。その作戦はどう考えても成功する訳ないし、成功しても生還の見込みがない片道切符で、海の藻屑となれと命令される訳です。そもそも訓練自体が危険極まりないので、訓練でどんどん兵が死んでいきます。これが実話を元として書かれた小説なのですから本当にやり切れない思いです。タイトルと直木賞作家でもある作者で選んだら想像以上にヘビーな内容でした。でもこれが教科書には書かれていない戦争の現実だと思ったし、この作品はそれでもまだ生々しい描写がない分読みやすいと言えます。戦争について改めて考えるきっかけとなった本と言えますし、戦時中の事柄は目を背けたくなる内容もありますが物語としては素晴らしい作品だと言えます。

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