『くるみ割り人形』 ライト振付、ロイヤル・バレエ、マクレイ、吉田都、セルヴェラ、他(2009)
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天然芝 | 秋田県 | 不明 | 2010年11月04日
待望のくるみ割りの最新映像、期待以上の美しく楽しい映像に仕上がっている。 ねずみの魔法でくるみ割り人形に変えられてしまったドロッセルマイアーの甥の青年ハンス・ペーター、クリスマスの夜にドロッセルマイアーがそのくるみ割り人形をクララに託すところから物語が始まる。この設定は筋が通って判りやすくなおかつ感動的でもある。 この3人の配役がまさに適材適所、ルーツとセルヴェラのフレッシュなカップルは、はじけるような笑顔に実に表情豊かな表現で、ルックスもこの役にぴったり。「各国の踊り」でこの2人が踊りまくるのもライト版ならではのお楽しみ。 ギャリーはほとんどマイムばかりだけれども、さすがの演技力と存在感で舞台に厚みや深さをもたらしている。 既にロイヤル退団を表明していた吉田のこんぺい糖、登場時やカーテンコールの熱烈な拍手から、退団を惜しむ観衆の想いがひしひしと伝わってくる。 技術的にはバーミンガムの「伝説の」映像があり、そちらにも看過すべきではないが、若いプリンシパルのマクレーに「ロイヤルを頼みますよ」と語りかけるかにも見えるパ・ド・ドゥは感動的である。 吉田と切っても切れないライト卿のくるみ割り(バーミンガムの劇的でデモーニッシュなプロダクションも捨てがたいが・・)さすがに細部までこだわった舞台装置や場面転換、登場人物たちの細かな表情など隙が無く、作品やダンサーへの愛情を感じる舞台になっている。 吉田都のファンだけでなく、大人も子供も楽しめる美しく楽しい舞台、最新の美しい映像であり「くるみ割り」のファーストチョイスにもお奨めの素晴らしい一枚。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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