「タブラ・ラサ」スペシャル・エディション(CD+BOOK)
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うーつん | 東京都 | 不明 | 2013年06月08日
昔、買ったきっかけはクレーメルとキース・ジャレットの共演が聴けるというものだった。ところが聴いてみると全体の雰囲気に魅了されてしまった記憶がある。ECMらしい静寂の中に音を配置したような雰囲気や曲の美しさは今でも新鮮に感じる。 どこか名も知られていない僧院の薄暗くひんやりした僧房で、ただ寡黙に祈りを捧げている僧たちの光景をイメージさせてくれる気がする。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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sunny | 兵庫県 | 不明 | 2013年04月28日
アルヴォ・ぺルトも、歴史、ソ連と言う国、社会情勢に振り回された作曲家だった。俗世を離れたような音楽。離れざるを得なかったのかも知れぬ。元、ベルリンフィルのコントラバス奏者、マンフレド・アイヒャ―が興したジャズレーベルだったECMなしには、日の目を見なかった音楽。志を同じうしていたブリテンの死に捧げられた作品が、痛々しい。反抗と、自由と平和を求めて、著された神秘と不穏、ミステリアスな美しい響き。クラシックの新しい音楽は、と言っても、30年以上前の作品ですが、やはり、演奏され、聴かれなければならない。今も、アジアのみならず、ハンガリ-辺りでは、またも、圧政が始まろうとしている。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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テリーヌ | 兵庫県 | 不明 | 2010年12月23日
「ベンジャミン・ブリテンへの追悼歌」が美しい。吸い込まれるような澄み切った音響世界が体験できました。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ハッチ | 東京都 | 不明 | 2010年09月21日
1988年に吉田秀和が朝日新聞の月評で「アルヴォ・ペルトを知っていますか?」と問いかけたのが、この国で知られるきっかけになったとおもう。そのときは「Tabula Rasa」と「Arbos」しかCDショップには置かれていなかった。しばらくしたら、黒田恭一が「暮らしの手帖」で紹介していたと記憶する。そのあと、1989年4月29日のTBSドラマで池澤夏樹「スティル・ライフ」が田中裕子と南果歩の主演で放送され、BGMがこの2枚のCDだった。1990年に池袋の聖カテドラル教会で「ヨハネ受難曲」が初演され、ほぼ同時期に作曲者が来日していた。これはNHK教育TVのペルト特集で放送された。まあ、こんな具合に、ペルトが受容されていた時期があったことを記録しておこう。ちなみに1995年の忌まわしい出来事のあと、ペルトは音楽評論家にたたかれることが多かったこともあわせて記載しておき、ともあれ、懐かしいCDが復刻されることを喜ぶ。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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たんぽぽ茶 | 千葉 | 不明 | 2009年02月22日
ペルトのティンティナブリ・スタイル採用後の最も初期に属する作品集だと記憶する。約15年前に初めて聴いた時は、シンプルな構成と展開、予想外の音楽的充実感に衝撃を受けた。教会音楽からの和声の引き継ぎに特徴があるのでは。その後ECM以外にもリリースが相次いでる様子には、自分の音楽観を認められてるようで嬉しい。この美しさはもっと聴かれていい。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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愛飲酒多飲 | 千葉県 | 不明 | 2007年04月03日
ペルトの音楽は静謐で且つ嫋嫋としたスタイルで癒される。 ”フラクトス”はPfとVnでの版では、キース・ジャレットが内面性豊かな音を聞かせ、もうひとつの12人のチェリストのための編曲版では厚い響きに魅了された。 ”ベンジャミン・ブリテンへの追悼歌”は唸るような弦の響きと鐘の響きの融合が見事。特に終曲での弦の余韻の中に現れる鐘の音がいつ鳴らしたのかがわからない演出、幽玄の世界を体現出来ると云ったらおおげさであろうか。 ”タブラ・ラサ”ではただ音楽に身を任せるのみ。美の世界をたゆたうが如きである。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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