ベルリオーズ(1803-1869)

CD 幻想交響曲 ロト&レ・シエクル

幻想交響曲 ロト&レ・シエクル

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    風信子  |  茨城県  |  不明  |  2019年02月17日

    先ず色彩あり 音色こそ第一義に据えたロト&レ・シエクルの演奏は”幻想交響曲”に刻まれたベルリオーズの創意を美しく彫り出し 込められた意思を抒情させた 音楽のあらゆるフレーズが鮮烈に浮かび上がった 五つの楽章の個性が浮き彫りになった 自ずと音楽は流れ出し無辺の表情を次々に見せ飛び去った 時間の経ったことを忘れさせる演奏 ここにロマンチック音楽の誕生を高らかに宣言した そうだピリオド演奏だったことを思い出す 一個一個の楽器が鳴り切っている上に音の切れ味が鋭い ステージ上に並ぶ楽器の遠近感も明解で立体に音場が組み上がっている ハーモニーも曇らずあらゆる楽器の動きが見える もう音の魅力に抗うことができない こんなに面白いオーケストラ体験はそうそうあるものではない そして何よりも”幻想〜”の持つ力に圧倒される 今更だが ロト&レ・シエクルから目が離せない もしまだなら あなたも如何 

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    mari夫  |  東京都  |  不明  |  2018年05月12日

    ロトはほんとに面白い。ストラヴィンススキーやドビュッシーなど20世紀ものと比べると、ベルリオーズの頃の楽器にしているから音は随分違う。冒頭から「古楽器」の音だが、編成も小さくして鳴り過ぎないよう細心の注意が払われている。弦のトレモロとかの表情の多彩なことが実に良く分る。室内学的な繊細さだ。音のパレットの豊富さは今まで例を見ない。細部に拘泥せずベタ塗りで勢いでもっていくミュンシュ(これは別に批判ではありません。多分自分と同時代のオールオーバー・ペインティングなどと同じ美意識だと思う)などとは対照的。フットワークの妙味。ロマチェンコみたい(とかいってもここでは分らないか?=笑)。ところどころ名技を発揮して迫力をつけている乾いた音のティンパニも見事。もちろん管のソロも妙技を尽くし、ギロチンの直前の愛人の主題なども実に面白い。

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    orisuke  |  新潟県  |  不明  |  2015年02月25日

    これは面白い。古楽では出せないと思っていたこの曲のダイナミズムが、現代楽器並みに出ていて、それでいて古楽器特有のスピード感も乗っている。それに、何よりもロトの指揮が熱を帯びていて、積極性が強く前面に出ています。こういう古楽でのベルリオーズはなかったと思います。レ・シエクル、初めて聴きましたが、上手い!ライヴでこの完成度は見事だと思います。

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    淳メーカー  |  愛知県  |  不明  |  2012年02月16日

    注目のロト指揮レ・シエクルによる幻想。一筋縄ではいかないユニークな名演ですね。古楽器オケの特性を生かしつつ、テンポの動きは非常に効果的。4,5楽章の迫力は勿論ですが、3楽章をこれほどおもしろく聴いたのは初めてでは。このコンビ、目が離せない。

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    遊悠音詩人  |  埼玉県  |  不明  |  2012年01月31日

    燃焼度の高いピリオド演奏が遂に出た!ピリオド奏法による《幻想交響曲》は何種類か知られている。筆者は古い順からガーディナー、ミンコフスキー、インマゼールと聴いてきた。いずれ劣らぬユニークなサウンドが聴かれ、特にガーディナー盤の鐘やコルネット、インマゼール盤のピアノやオフィクレイドの音色は唯一無二の面白さだ。また、ミンコフスキー盤も、精緻な面では捨て難いと感じている。だがいずれも、燃焼度においては今ひとつ物足りない。《幻想交響曲》というと、どうしてもミュンシュの影が余りにも大きく、あの悪魔的な興奮を齎す演奏の呪縛から中々離れられないのだ。だが、やはりミュンシュでは精緻さが犠牲となる。ということで、今までずっと、精緻だが勢いに欠ける演奏を取るか、それとも勢いはあるが騒々しい演奏を取るか、悩まされ続けてきたのである。そこへ来てロト&レ・シエクル盤の登場である。初耳の指揮者と初耳の団体だが、これが実に素晴らしい。精緻でありながら燃焼度も高い。テンポも一定ではなく緩急自在だし、何よりダイナミクスが凄い。当時の演奏法の再現ばかりに気を取られて、肝心要なメッセージ性が二の次になりがちな古楽器界において、瞠目すべきコンビといえよう。音質もオン気味かつアグレッシヴで聴き応えがある。強いて汚点を挙げるならば終楽章の鐘で、他の楽器に埋もれ気味になってしまっているのが残念。また、ライヴゆえアンサンブルが若干ラフになるところも無きにしもあらず。だが、それを除いては、ピリオド演奏による《幻想交響曲》の中では演奏・録音(とジャケット)ともに最高だろう。

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    ぽこあぽこ  |  神奈川県  |  不明  |  2010年12月09日

    ’フランスの古楽器でのライヴ録音とのことですが違和感は感じません。小編成と思われますが、其れを感じさせない力強く締まった演奏で好感がもてます。また録音も優れています。

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