ウォッチメン ブルーレイ スペシャル・コレクターズ・エディション
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大水薙鳥 | 滋賀県 | 不明 | 2021年07月22日
超常の力を持ってはいても結局現実のシステムや大衆の力学に飲み込まれて大したことは出来ず、せいぜい小悪党をぶん殴るだけの連中や、視野が広くなりすぎて最早人類の価値観を省みる事が出来なくなった連中が淡々と日々を送る裏で事態だけは進行して行く、言ってしまえばムード先行型の作りは実の処好みではある。しかしながらどうやらそういう要素は原作の価値や意義とは全然別物であるようだ。映画に関して言うと、前半で醸成されたムードからのクライマックスでの擬似核兵器で人類大反省と言うのは安直で浅薄だし、そこだけ話の解像度が低すぎる気がする。アルティメット・カット版で配置されたアニメは好意的に見るなら最後の少年の結末への感情移入に貢献してはいるが、別の形であっても構わなかった、とは思う。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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