管弦楽作品集 ヴァンスカ&BBCスコティッシュ交響楽団
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2017年08月09日
ピツェッティの知名な管弦楽曲が集められている 先ず劇”ピサの少女”からの組曲では情景や場面に誘発されて劇性に富んだ音楽表現を聞くことができる 牧歌風をピツェッティのスタイルと決め込んでいると面食らう それはギリシャ悲劇”オイディプス”への音楽から編まれた”三つの前奏曲”でも同様で その痛ましさに目を見開かされる 透明で風通しの好い光と柔らかい色彩に煌めく音楽だと思い込んで聴き始めると頬をはられる この曲集全体にある一種の緊張感と哀感はヴァンスカ&SSOという北の音楽家が奏でるイタリア音楽というばかりではあるまい バレエ音楽としても演奏された”ヴェネツィアのロンド”が一番の聴きものだろう コンサートプログラムの定番になってもいい見事な交響詩だ 晩年の作”新しき日への前奏曲”がまた興味深い らしからぬ前進性と切迫感に違和感すら覚える 意味深な曲名からして作曲の経緯を知りたいものだ 何かしらぬ音楽性の広がりに気づかされるディスクだった ピツェッティへの関心が高まる ご一聴を0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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テリーヌ | Hyogo | 不明 | 2017年06月21日
ピツェッティの音響世界にはアロマテラピーのような香りと土俗的な明るい色彩があり、良い雰囲気を醸し出してくれます。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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