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吉田秀和

本 名曲三〇〇選 吉田秀和コレクション ちくま文庫

名曲三〇〇選 吉田秀和コレクション ちくま文庫

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    Verdi  |  神奈川県  |  不明  |  2021年04月12日

    ちくま文庫に入ってから10年以上、復刻したもののまた入手不可になってしまったものも出ている吉田秀和の一連の著作の中では、この本はよく命脈を保っていると思います。ただ、なにしろ古い著作で、私が読んだのは30年以上前ですが、その時点で既に新潮文庫に入っていたので、元は相当昔です。それ故に、今から見るとちょっと内容的に選ばれてるものが、その当時の感覚だなぁ、と思う面もあったりします。それでも十分興味深くて読むに値するとは思いますが、著作の性格上、今は4つ星でやむなしかと。

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  • ★★★★★ 

    楽山子  |  北海道  |  不明  |  2013年05月05日

    クラシック音楽の手引きとして未だにこれを超えるものはないでしょう。学生時代に新潮文庫でこの本に出会い、ボロボロになったので買い直し、その後もう1冊買っておこうかと思ったら絶版。白水社の全集にも収録されていましたが、ちくま文庫に収録され求めやすくなったことは非常に喜ばしいことです。 吉田秀和は日本の音楽評論の草分け的な存在ですが、戦後の音楽教育の草分けでもあり、小澤征爾や中村紘子を育てた「子供のための音楽教室」の室長でもありました。音楽に関する豊富な知識と経験に加えて丸谷才一が絶賛するほどの文章の達人でもありました。 本書は、そういう著者が音楽史を通して名曲を選んでいくという内容ですが、バロック以前の音楽はその後の研究やレパートリィの拡大が物凄いので、実用的には古典派〜ロマン派の音楽が中心になるかと思います。音楽に求めるところの厳しさが作曲家に対するえこひいきになっている部分もあって、ベートーヴェンの28曲に対してショパンが2曲とか、サンサーンスに至ってはさんざん酷評した上でお情け的に1曲とか。こういうところに反感を覚えた人もいたでしょうが、振り返って「プロローグ」を読み直せば、著者が非常に正直な態度で名曲を選んでいったかがわかると思います。

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  • ★★★★★ 

    oja  |  東京都  |  不明  |  2009年09月13日

    出版当時、わたしの音楽室、文庫になってLP300選という題名でした。氏の選出した曲に、LPを推薦していたもので、音楽史を踏まえて鑑賞するためのガイドとしては、トップクラスかと思っています。この版は、残念ながらLP(CD)の紹介は掲載されていません。確かに、文庫の出版時に手が入れられていても、古いものばかりとなりました。しかし、簡潔に歴史をたどり、著者の思い入れも込められた内容は、単に音楽史としてもお勧めできるものです。しかし、選ばれている曲を実際鑑賞し、再度、この本に戻ることで、新たな音楽の世界が広がるきっかけを作ってくれるものになるかと思います。これからいよいよ聞こうという方々、好きな曲、作曲家、演奏家にこだわる方々にも、ぜひご一読を。お好きな作曲家が軽く扱われていて怒る人がいるかも。

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  • ★★★★★ 

    JJ  |  奈良県  |  不明  |  2009年05月16日

    長らく絶版になっていた名著がちくま文庫から復刊しました。ぜひ若いクラシックファンに読んでもらいたい本です。

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  • ★★★★☆ 

    たんぽぽ茶  |  千葉  |  不明  |  2009年02月21日

    僕は最近からの読者にすぎないが、吉田秀和の音楽観のバックボーン、バロック古典派以前の音楽への正確な把握が窺える好著。一般的にグレゴリオあたりは、教会系の日本人の著作、クセジュ学術文庫などの翻訳、アルヒーフあたりの研究的な外盤など、量としてデータは存在してても、音楽としての本質に迫る、現在の批評的眼差しに欠けたものばかりだった。歴史的なごまかしがなく、音楽行為の源泉ににじり寄り、日本語でここまで書いてるテキストはかなり貴重。

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