ヘタな人生論より徒然草 河出文庫
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peko-rock | 大阪府 | 不明 | 2012年02月11日
予備校教師として有名な荻野先生の著作。必要な章段を和訳したものと、荻野さんの実体験も交えての論がセットになって展開しています。これを読んだからと言って、人生観が変わる!といった目新しいものはありません。日本人になじみ深いけれど、実はよく知らない人も多い『徒然草』の中身を分かりやすく説明し、兼好流の“生きていくうえで心に留めておいたほうがいいこと”を解説してくれている本です。「兼好ってこんな風に考えていたのかな」と思いを馳せたり、普段の自分の生活を振り返って「なるほど」と思わされたりします。難しい古文は出てこず、全て訳した状態でピックアップしてありますし、著者なりの解釈で解きほぐした形での説明が大半なのでとても理解しやすく読みやすいと思います。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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