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CD Wenzel Fuchs Brahms, Schumann, Weber, Poulenc 野平一郎(P)

Wenzel Fuchs Brahms, Schumann, Weber, Poulenc 野平一郎(P)

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2010年04月19日

    以前BPOの首席クラリネット奏者だったフックス(本盤演奏録音時推定38歳)とベートーヴェン・ピアノソナタの録音が多い野平一郎がペアを組んで「プーランク:クラリネット・ソナタ」と銘打っての2001年日本での録音です。プーランクのこの晩年作品は私は本盤で初めて接しました。この作品はプーランクがあのベニー・グッドマンの委嘱を受けて作曲したもので1963年勿論クラリネットはグッドマンそして伴奏ピアノはバーンスタインで初演されたようです。本盤演奏タイムは@5’57A5’30B3’17であり第1楽章前半アレグロですが中程は思索的な雰囲気をさまよいます。第2楽章は穏やかながら最後は少し小叫びをあげるみたいに終わります。最終楽章おどけた感じで転調を絡ませ進みます。特に聴くのに難しいといったものではありません。本盤には他にブラームスのクラリネット・ソナタ第1番(タイム@7’59A4’57B4’31C5’11)、シューマンの幻想小曲集(タイム@3’26A3’29B4’10)そしてウェーバーの協奏的大二重奏曲(タイム@9’00A6’11B6’27)と何れもクラリネット曲の傑作ぞろいが収録されており演奏もそんなに声高ではないけれど大変質の高いものと思いました。私はシューマンの幻想小曲集をオーボエの分で聴いていましたがこうしてクラリネットやヴァイオリンで聴くのも中々いいものです。ウェーバーの作品もことクラリネット関係の充実した作品が多いウエーバーだけに大変質量とも詰まった作品で技法を知り尽くした感じの曲です。第2楽章などは凡人めの私などにも分り易く本格的なクラシックの世界に誘ってくれますね。それはそうと何故本盤タイトルを「プーランク:クラリネット・ソナタ」としたのかなんとなく「こだわり」を感じた次第です・・・・素晴らしい盤です。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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