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SACD 渡辺玲子/カルメン・ファンタジー

渡辺玲子/カルメン・ファンタジー

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2012年09月11日

    私が渡辺玲子の演奏盤に接したのはバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ、パルティータ集でその音色の深さと静謐さにおいては他の追随を許さない事を知っていました。本盤はすっかりヴェテランの域に入ったその渡辺が丁度40歳、2006年に三歳上の江口玲を伴奏に比較的ポピュラーな身近な曲から彼女自身の言葉を借りて言うなら少し「通好み的」な曲までを軽井沢のホールで演奏収録したもので奔放な歌と超絶技巧でのヴァイオリンの魅力がポイントとなっているCD盤であります。江口は竹沢、奥村、南、木嶋、前橋、加藤等々とも共演をしてすぐれた伴奏者ぶりを発揮し本盤ワックスマンやシマノフスキにおいては彼の解釈で音が若干つけ加えられているそうです。ワックスマン「カルメン幻想曲」(タイム10’11)ではカルメンの有名なメロディが次々先ほどの奔放な叙情性を帯びながら超絶技巧で山在り谷在りの見得が切られます。サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」(同8’21)では大きな「溜め」を作っての運びは官能の極致と言えましょう。軽井沢のホールでの臨場感も効果的に味わえます。私にとっては初耳のクララ・シューマンの「3つのロマンス」(タイム@2’53A2’45B4’06)では日本歌曲の断片的なものが聴けたりシマノフスキ「三つの詩」(タイム5’32+7’05+7’19)では特に渡辺の「こだわり」が濃くやや抽象的な曲の進む中でヴァイオリン/ピアノの真剣勝負が垣間見られます。ラストのパガニーニ/シマノフスキ「カプリース第24番」(同7’29)ではお馴染みのテーマが変奏されて行くのですがエンディングの猛烈さも印象的です。曲以上に彼女の想いが伝わって来ます・・・彼女は次々CD録音するというよりじっくり作品に立ち向かって丁寧に自ら納得してこの様にCD作りをする姿勢をとっているのである重みを感じさせてくれ聴いた後は充実感がヒタヒタと押し寄せて来ます。渡辺の「言葉」も含む解説も素敵で最高ランク盤とさせていただきましょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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    haru  |  奈良県  |  不明  |  2011年04月10日

    いずみホールで渡辺玲子さんのカルメン・・を聴いたが、目の覚めるようなテクニックであっと言う間に弾き終えた。じっくりCDで聴くと、細部が明瞭に聴こえ新しい発見が。。。軽井沢大賀ホールでの収録で、ヴァイオリンの音は明瞭だし定位もしっかり決まっているが、ホールの響きは割と付いてくる。マルチチャンネルレイヤーで、ホールトーンに囲まれて、大賀ホールを再現して聴くのも、贅沢な時間といえる。

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