camomile Best Audio
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ひろ | 東京都 | 不明 | 2010年07月27日
過去の名曲、スタンダードなどをカバーしたシリーズ物がいろんなアーティストでヒットしていますね。誰もが聴いたことがある曲が多く、親しみやすいということだと思いますが、洋楽のカバー物シリーズは案外少ないものです。 どうしても発音、ニュアンス、質感が落ちてしまうので手を出しにくいのだと思いますが、そのあたりをさらりと無難にこなしていますね。澄んだハイトーンで歌われるととっても気持ちがよく、BGM的に聞き流すには最適だと思いますし、中国、香港、フィリッピンなどではAir SupplyやDavid Pomerantzなどのハイトーンのソフトなポップスが好まれて聴かれており、このシリーズが売れるのもよくわかります。 ただそれ以上でもそれ以下でもないわけで、そのレベルで何故SACDにこだわるのかがよくわかりません。稀代の名盤、唯一無比のボーカル、著名なミュージシャンによるバックアップというのならばまだしもその域にないにもかかわらず、使い勝手のあまり良くない、またその企画された音を聴けるプレーヤーはほとんど流布されていないにもかかわらず価格だけ高いSACDで出すというのは、ある意味自己満足で聴き手の立場で物を考えられていないとしか思えないんですね。 例えば著名な海外のバックミュージシャン、アレンジで作り上げたアルバムがSACDと同じ価格でも個人的には納得感があるんですよね。価値を感じられる。 SACDというシステムではなく、純粋に中身をさらに磨いていただきたいと思います。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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