パイナップルの彼方へ
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YOUKI★RAMONE | 不明 | 不明 | 2011年05月10日
この作品は、ムッシュのAOR期に於ける最高傑作です。 レコーディングメンバーに当時はまだ無名だった武部聡志(key)や本作のAP並びにアレンジャーを務めたラテン界の大御所、森村献などが名を連ねていることからもわかるとおり、サウンド面の充実ぶりも素晴らしい名作です。 そしてなにより、ムッシュ自身の声がとても艶やかで、時に柔らかく、時に愁いを帯びた切ない響きで聴く者を魅了し、失礼ながら、ムッシュってこんなにセクシーだったかなと、ハッとさせられることでしょう。 ジェイムス・テイラーを思わせるアコースティックメロウな♯1から始まり、フュージョンアレンジで蘇った♯2。爽やかなポップナンバーの♯4やジャジーで小粋な♯5。そして、美しいローズの音色がまるで、揺れる波に映ったハワイの夕陽のようなメロウバラードの♯6。続く、今作一番のハイライトである傑作♯7は、ブラジリアンビートを取り入れたサウダージ感たっぷりの、これぞLIGHT&MELLOWと呼びたくなる、名曲です。 アルバムの終盤にアーバンブルースナンバーやサイケデリック?実験的?な楽曲も収録されていますが、全体的にジャケットか連想できるような作品になっています。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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