Symphonie Fantastique, Lelio: Martinon / French National Rad
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2019年01月30日
ありそうでないのが作品14の二曲を続けて鑑賞できることだ 音楽の作りが全く違うのだからコンサートで並べて演奏は難しい 特に”レリオ”は敬遠されてしまう 三人のソリストと大合唱に加えてナレーションによる演技者が必要とあっては 易々とオーケストラがプログラムに組むわけにいかない ”幻想”で死は免れたものの錯乱し悪魔の夜会にまで踏み込んでしまった主人公が生活へ復帰するまでの物語に仕立てた ”レリオ”は語りで始まりピアノ伴奏でテノールが歌い出すという破天荒なもの 真にロマンチックだ 六曲の演奏を挟み込んで七回に渡りモノローグが語り続ける モノドラマと言うそうだが これでは語り部が主役のようで音楽は添え物かと思える 言葉というものがベルリオーズ或いはフランス人にとっては音楽以上の表現手段なのかもしれない かと言って一人芝居部を省いて”レリオ”が成立しないのもまた事実だ マルティノン盤は貴重である 是非手に入るようにしておいて欲しいものだ チャンスがあれば あなたも如何0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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karajan fan | 北海道 | 不明 | 2010年10月15日
実に堂々とした演奏です。 管楽器群が出しゃばらず、弦楽合奏の中低音部が良くブレンドされていて、とても重量感のある響きになっています。 これまでもこのコンビによるEMIへの録音には、特徴的なechoがかかっていますが、それがこの幻想では効果的な雰囲気を出しているようです。 (当時のEMIの録音スタイルだったのかもしれませんが) 演奏自体はベルリオーズが恣意的に付記した楽章毎の表題にとらわれておらず、5楽章全体を一つの物語(ドラマ)として捕らえています。 第一楽章の木管楽器群の出だしから怪しい幻想の世界に取り込まれてしまいます。 第二楽章はコルネットを効かせるタイプの演奏ですが全く違和感がありません。 そして第三楽章ですが、これだけこの楽章を幻想的で緊張感に満ちた演奏を他に知りせん。また、コールアングレをはじめとした木管楽器群と弦楽合奏の掛け合いの色彩感もフランスのエスプリ感が漂っています。 (フランスものによる幻想はミュンシュやクリュイタンスが有名ですが、小生はこの演奏が一番フランスらしいと感じます。) しかし、音の響かせ方やフレージングの処理はカラヤン&ベルリンフィルを彷彿させますが、カラヤンより華美で無くドイツ語圏の伝統的な交響曲スタイルを踏襲した演奏と言えます。 とにかくマルティノンがこれだけ重厚感溢れる響きでオケ全体をドライヴしていることに脱帽です。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ゴール・キーパー | 愛知県 | 不明 | 2008年06月18日
『レリオ』は古いブーレーズ盤に完敗。 でも『幻想』は新旧ブーレーズに圧勝。 どうしてこの年代までマルティノンが幻想をレコーディングしなかったのかが不思議なほどこの幻想は素晴らしいです。 この感想は以前LP盤初登場の頃からずっと思っていました。 特に第2,4、5楽章は コルネットの扱いも違和感なく聴けます。 デュトワなどのスマートで美しい『幻想』に飽きたら是非聴いてください。 それを思うと『レリオ』がどうも平凡です。 ブーレーズの『レリオ』再録を心待ちにしています。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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mackenji | 埼玉県 | 不明 | 2008年05月12日
エレガント!美しい!!幻想は、エキセントリックさを楽しむのではなく、天才ベルリーズの音楽を純粋に聞きたいもの。マルティノンは見事にフランス音楽を演奏している。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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BABA | 千葉県 | 不明 | 2005年07月31日
Lelioをとセットでこの価格は超お得です。幻想ではコルネットの響きが華麗です。 失われつつあるフランスの香り充満、Martinonの早逝が惜しまれます。しかしコピーコントロールCDとは明記していただきたいです。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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