ドラランド、 ミシェル=リシャール(1657-1726)

CD Symphonies Pour Les Soupers Duroy: Paillard / Paillard.co

Symphonies Pour Les Soupers Duroy: Paillard / Paillard.co

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2012年06月17日

    ド・ラランドと演奏のパイヤール何某という本盤タイトルを見てすぐ思い出したのは1970年S.カイヤーが44歳の頃独唱者と手兵ステファヌ・カイヤーCそしてパイヤールCOを指揮して収録したド・ラランドの名モテット「深き淵より」(7曲トータルタイム32’57)と「天の元后」(3曲トータルタイム9’28)のLP盤でした。ド・ラランドという作曲家はヴェルサイユ楽派ながらどうも現代では同じ楽派のクープランやラモーにおされ気味でレコードでも数少ない様ですがルイ14世時代ではその天与の豊かな楽才により大いに重要なポストにも充てられ花形であったといいます。彼の自然な和声、明快なリズム、分りやすいメロディと色彩感ある管弦楽法は今述べたモテットや本盤の各オーケストラ曲に存分に活かされております。私はモテット「深き淵より」での荘重な序奏に引き続き深い淵から湧き出るバス(J.マルス)独唱の出だしが忘れられません。さて、王の食卓の音楽としてこのド・ラランドが作曲した300曲余の小品の内の一つ「王の晩餐のためのサンフォニー」を収録した本盤は1984年パイヤールが56歳の頃の演奏(オーケストラは勿論パイヤールCO)で作品によっては旋律と低音部分のみしか残されていない処に当時の習慣に従った内声のヴィオラのパートを補ったパイヤール自身が作った版が使用されています。収録曲は「ヴェルサイユ運河上の祭典の為のトランペット・コンセール」(5曲トータルタイム8’13)、 「カプリース第3番」(4曲トータルタイム15’09) 、「ファンタジー第2番」(2曲トータルタイム9’55)、「カプリース第1番」(6曲トータルタイム13’47)で屈託ない「カプリース」は本当に晩餐曲という感じでちょつとリッチな気分になりますし逆に晩餐会用とは思えない哀調感ある「ファンタジー」は演奏そのものは曲の性格上軽妙さより格調の高さを深く示した名演かと思いました。繰り返しますが冒頭のモテット盤(現在廃盤)があった事をお伝えしたかったのが本音かもしれません・・・。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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