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ウォルトン、ウィリアム(1902-1983)

CD Violin Concerto, Viola Concerto: Kennedy, Previn / Rpo +lark Ascending

Violin Concerto, Viola Concerto: Kennedy, Previn / Rpo +lark Ascending

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    のろま  |  東京都  |  不明  |  2011年03月07日

    ウォルトンは2曲とも、オケとソリストのバランスは悪くない。ただ、ヴァイオリン協奏曲は、弦楽器に疎い私の思い違いかもしれませんが、速いパッセージや音程など、左手の動きが時折危なっかしいほか、ガリガリと弦を引っ掻く音が入ってしまう場面も多く、競合盤の諏訪内と比べて技術的に劣るように思われます。第2・第3楽章など、気合で補おうとするかのようなしつこさが少々聞き苦しい。「揚げひばり」も、好みの問題とは思いますが、私には少々しつこい気がします。ヴィオラ協奏曲ではまずまず落ち着いていますが、今度は、プレヴィンのオケのコントロールが不十分で、バタバタと落ち着かず、優美さや物哀しい抒情性を引き出し切れていない感があります。なお、プレヴィンはこの曲でバシュメットとも共演していますが、そちらは録音のせいか、金属的で乾いたソリストの音が前面に出過ぎており、いずれの盤も残念な内容。

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