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オルフ、カール(1895-1982)

CD カルミナ・ブラーナ ラトル&ベルリン・フィル

カルミナ・ブラーナ ラトル&ベルリン・フィル

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2013年02月02日

    2002年よりベルリン・フィルの芸術監督に就任したラトルであるが、就任後の数年間は、オーケストラへの気後れもあったとは思うが、気合だけが空回りした凡演が多かった。そのようなラトルも、2008年のマーラーの交響曲第9番において、猛者揃いのベルリン・フィルを巧みに統率した奇跡的な名演を成し遂げ、その後は、殆ど例外もなく、素晴らしい名演の数々を聴かせてくれるようになった。本盤におさめられたオルフのカルミナ・ブラーナの演奏は、2004年の大晦日のジルヴェスター・コンサートでのライヴ録音である。この時期は、前述のように、ラトルが未だベルリン・フィルを掌握し切れていない時期の演奏ではあるが、かかるジルヴェスター・コンサートという独特の雰囲気、そして何よりも、ラトル自身がオペラにおける豊富な指揮の経験により合唱や独唱者の扱いが実に巧みであることも相まって、当時のラトルとしては、例外的に素晴らしい名演を成し遂げていると言えるのではないかと考えられるところである。もちろん、本演奏においても、気合は十分であり、ラトルの得意とする合唱曲、そして現代音楽であるということもあって、思い切った表現を随所に聴くことが可能だ。テンポの効果的な振幅や思い切った強弱の変化などを大胆に駆使するとともに、打楽器の鳴らし方にも効果的な工夫を施すなど、ラトルならではの個性が満載であると言えるところである。要は、当時のラトルの演奏の欠点でもあったいわゆる表現意欲だけが空回りするということはいささかもなく、ラトルの個性が演奏の軸足にしっかりとフィットし、指揮芸術の範疇を外れていないのが見事に功を奏していると言える。そして、ラトルは、前述のように合唱や独唱者の扱い方が実に巧いが、本盤の演奏においてもその実力が如何なく発揮されているとも言えるところであり、ベルリン放送合唱団、ベルリン大聖堂国立合唱団少年合唱団員を見事に統率して、最高のパフォーマンスを発揮させている手腕を高く評価したいと考える。ソプラノのサリー・マシューズ、テノールのローレンス・ブラウンリー、そしてバリトンのクリスティアン・ゲルハーヘルによる名唱も、本演奏に華を添える結果となっているのを忘れてはならない。いずれにしても、本演奏は、ベルリン・フィルを完全掌握して、水準の高い名演の数々を成し遂げるようになった、名実ともに世界最高の指揮者である近年のラトルを十分に予見させるような圧倒的な名演に仕上がっていると高く評価したいと考える。音質は、従来CD盤やHQCD盤でも十分に良好な音質であったが、今般、ついに待望のSACD化が図られることになった。音質の鮮明さ、音場の拡がりなど、どれをとっても既発の従来CD盤やHQCD盤とは比較にならないほどの極上の高音質であり、あらためてSACD盤の潜在能力の高さを思い知った次第である。いずれにしても、ラトル&ベルリン・フィル、そしてベルリン放送合唱団をはじめとする合唱団、ゲルハーヘルをはじめとする独唱者による圧倒的な名演を高音質SACD盤で味わうことができるのを大いに喜びたいと考える。

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  • ★★☆☆☆ 

    abbadondon  |  栃木県  |  不明  |  2012年09月29日

    本当に難しい曲なんだと思う。 ヨッフム盤以降、50年もの間それを超える演奏が無い。 強いて言うとティーレマン盤が近いがそれでも及ばない。 ブロムシュテット、レヴァイン、プレヴィンらもだめだ。 さらにこのラトル盤、上記の3人よりだめだ。 こけおどしの冒頭しか無い、歌手・合唱が下手で 聴くに堪えない。 今後もヨッフムを超えるものは無いかもしれない。

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  • ★★★★★ 

    フルシチョフ  |  東京都  |  不明  |  2012年02月18日

    録音はまずレベルが低い。相当ボリュームを上げないと、他のCDと同じ音量になりません。EMIにしては悪くは無いけど、よくも無いというところでしょうか。打楽器が別マイクでリアルに収録されているので、そこは聴き栄えがします。でも弦がみずみずしくない。演奏は統率が素晴らしく、圧倒的なスピードでも一糸乱れぬ様が圧巻です。独唱合唱も文句無いです。ラトルの解釈はかなり無国籍風だと思いますが、ベルリンフィルがある程度中和していい感じかな。

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  • ★★★★☆ 

    のぶのぶお  |  埼玉  |  不明  |  2009年02月28日

    最近の録音では、かなり良い演奏に思えます。 特筆すべきは、テノールの唯一のソロパートを歌うブラウンリーの健闘。 ここまでしっかりとした声で歌いきったものの録音はまずないだろう。

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  • ★★★★☆ 

    レクイエム好き田舎侍  |  埼玉県和光市  |  不明  |  2007年03月10日

    1番目の”おお、運命よ”(誰でも1回は聴いたことある?曲)を聴きたい為に、作曲家、題名も知らず、ネットで探しまくって、カルミナ・ブラーナをみつけ、このCDを買いました。私には、1番目のクライマックス部分のテンポが速くて、ちょっとがっかり(もっと悲壮感がほしかった。(俺の運命は悲壮感漂ってる?))でしたが、ほかの曲がなかなか自分好みでしたし、録音も良かったので、まあ良かったかなと。(クラシック素人です)

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  • ★★★★★ 

    ギネス  |  横浜  |  不明  |  2005年10月09日

    やっとラトルBPOの本領が発揮できたのでは無いでしょうか?マーラーsym5でガッカリしていらい、ラトルからは敬遠してました。しかしこれは曲に打楽器が多いせいか、打楽器あがりのラトルは乗りに乗って、唸らせます。録音も他の人達が言うほど悪くないと思いますが、、、。

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  • ★★★★★ 

    アントン-ミントン  |  横浜市  |  不明  |  2005年09月08日

    ラトルは先人たちの偉大な演奏から学んでいるということを公表してはばからない。ベートーヴェンはアーノンクールやフルトヴェングラーから多くを学んだと言う。このオルフは若き日のムーティから多くの示唆を得ているように思う。通常2人必要なティンパニを一部を除いて一人に任せているようだが、なかなか神業である。ティンパニを聴くだけでも得した気になる。

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  • ★★★★★ 

    Jaime  |  Tokyo  |  不明  |  2005年07月18日

    NHK教育の芸術劇場で放映されているのを観てから、CDが欲しくなって買いました。TVが楽しすぎたんです。これは、CDだけじゃ勿体無い。ぜひぜひDVDを出して下さい。お願いします。歌詞はバイエルン式だったので、勉強になりました。本末転倒ですが、TVを思い出しながらCDを聴いています。手もとにヴォーカルスコアがあると、もっと楽しめます。

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  • ★★★★★ 

    ワタミ  |  江東区  |  不明  |  2005年07月07日

    しばらく前にHMVに出かけた時に流れていて思わず購入してしまいました。 格調高いヨッフム盤と小澤指揮するBPO盤を長らく愛聴していますが、迫力とモダンさではラトルの指揮するこのCDがベストです。 技術的なことはわかりませんが録音は大変良好と思います。

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  • ★★★★★ 

    イナゾー  |  札幌市  |  不明  |  2005年04月26日

    ベルリンの底力を見せ付けられる一枚。再生装置としてのベルリン、エンジニアとしてのラトルの現在のポテンシャルを確認できる。価格も妥当。この先、ラトルがエンジニアから脱皮し楽曲に皺を刻めるようになるかが課題か?

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  • ★★★★☆ 

    たけ  |  兵庫県  |  不明  |  2005年01月22日

    ヨッフム盤以来の名演! ティンパニやバスドラムが破けそうなほど強打される冒頭、そしてすさまじいまでのアッチェレランド! ただ唯一贅沢を言うなら、バリトンはヨッフム盤のF・ディースカウには、かなわない

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  • ★★★★☆ 

    sunnyside  |  Tokyo  |  不明  |  2005年01月21日

    HMVにて「発売決定」の文字を見つけ,すぐに買おうと決めました。ジルヴェスター,私はNHK・BSで観ましたが,Elvis さん↓のおっしゃるように,やはり合唱には感ずるものがありました。演奏終了時のラトルの表情が,いまでも印象的に思い出せますね。本盤について。録音,いい出来だと思います。

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  • ★★★★★ 

    バッハ大好き  |  東京  |  不明  |  2005年01月16日

    録音が素晴らしい!ラトルの絶妙なリズム感と,BPOの圧倒的な機能性が相まって,現代最高のカルミナができあがった.打楽器と低音がポイントの曲だが,本当に素晴らしい,この曲のベストな演奏だと思う.

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  • ★★★★☆ 

    Elvis Presley  |  兵庫県  |  不明  |  2005年01月07日

    30日の生演奏を聴きに行ってきました。合唱の素晴らしさ、打楽器の音楽的な演奏が特に印象的でした。生BPOは、意外に柔らかく、美しい響きでした。でも、あの絶妙にブレンドしたサウンドは、正しく録音できないと思います。

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