ポミーカ  |  東京都  |  不明  |  2014年03月21日

１楽章が最後まで収録されていない。それが唯一最大の欠点である。それがメリマンのメモリアルアルバムの一部として発売された理由だろう。演奏自体は素晴らしくなんとも惜しいことではある

 

アイケニー  |  埼玉県  |  不明  |  2014年03月17日

まず、このＣＤはメリマンを聴くためのもの。ＩＮオランダというべきもので、クーベリックのほか、フルネの伴奏が聴けるのも嬉しい。 とはいえ、このクーベリックの「復活」はすばらしい。よく、こんな録音が残っていたものだ。いままで聞いたマーラーのなかではベスト。 音楽が大きな呼吸をして、多彩に広がり、純化され、昇華していく。集中力があるのでどっぷり浸かれる。反面、剛毅なところもあり、クーベリックの若さを感じる。 この時代ではマーラー演奏にたけていたコンセルトヘボウのしなやかな反応。とくに弱音のコントロールがよい。 メリマンのアルトは深く、内省的で、歌詞の意味をとらえ、重みを添えている。聴いた中ではベスト。シュターダーはバイエルン放送響版のマティスほど純粋性はないが、悪くない。 録音は薄いところもあるけれどはっきり聞こえる。 ひさびさいい音楽を聴いた気がする。