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ベルリオーズ(1803-1869)

CD レクィエム ド・ビリー&ウィーン放送響、他

レクィエム ド・ビリー&ウィーン放送響、他

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2010年07月20日

    あまり私自身、ベルリオーズ「レクイエム」を聴き慣れている者ではありませんがベルトラン・ド・ビリーが首席を受け持つVRSOを指揮してサバティーニのテノールその他の合唱団を配してのこの大曲を偶々聴きましたのでコメントする次第です。演奏タイムとしては区分はHMVトラック順に従って見ますと@10’19A12’44B3’20C5’51D4’38E9’44F9’50G3’16H9’59I12’29となって先ずトータル的にはミュンシュ等現役盤と大差ないと思います。周知のようにこの曲十数台のティンパニーや管楽器他別働隊も動員という規模の大きさで正直しんどい処も私にはありますが2003年ライブ録音での当時38歳頃のド・ビリーはよくコントロールして仕上げて行きます。トップのレクイエム・キリエはゆっくり低くスタート、管楽器のファンファーレより合唱が入って来て時にはヴェルディを思わせる部分も(ベルリオーズ「レクイエム」作曲は1830年代、ヴェルディ「レクイエム」作曲は1870年代と言われています)・・・静かに終わります。続くディエス・イラエでは低音弦と対照的な女声合唱、そしてギッコラ・ドッコイショ的なフレーズも経て次第に様子が変化、若干切羽詰った雰囲気の下に管楽器群の合いの手から膨大なマグマが吹き出て沈静化するも例のティンパニー群の凄さ・・・この辺りはド・ビリーの色彩感覚も素晴らしい処でしょう。六番目のラ・クリモザ・・・烈しいオーケストラの出だしからアクセントを繰り返しつけて力強い合唱・・・印象的な楽章、ここでもあのティンパニーが添えらやがて堂々と終わります。九番目サンクトスでは静かな序奏からテノール独唱が入ります、ややもうひとつ食い足りない感じもしましたがフーガ合唱で持ち直します。最後アニュイスデイは途切れつつ美しい男声合唱が半音階的に叫びます。ティンパニーのゆっくりした拍子取りに呼応して合唱が流れます。ド・ビリーは何となくその活動を見ていますと派手な振舞いが多いのですが、本盤では全体私にはあまり暑苦しくない演奏になって好感を持ちました。「クレオパトラ・・・」は聴いておりませんので当面OKランクで押えておきましょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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