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マーラー(1860-1911)

CD 【中古:盤質A】 交響曲第1番『巨人』(1893年版 花の章付き) フランソワ=グザヴィエ・ロト&レ・シエクル

【中古:盤質A】 交響曲第1番『巨人』(1893年版 花の章付き) フランソワ=グザヴィエ・ロト&レ・シエクル

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    Ichirokagawa  |  香川県  |  不明  |  2022年01月12日

    花の章が付いた1893年版は初めて聴いた。マーラーのオーケストレーションは、今まで聴いてきたバージョンとはずいぶんと異なり、様々な聴いたことがない音形やパーセージがあり驚きの連続である。なにより、後のバージョンで纏った暑苦しいコートを脱ぎ捨て身軽になったことで、作品の本質が露わになっていると感じる。それにしても、ロト指揮するレ・シエクルのなんと瑞々しい響き! 爽やかな印象の一枚である。

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  • ★★★★★ 

    まさやん  |  新潟県  |  不明  |  2021年07月16日

     ロト指揮のレ・シクエルによる時代楽器と当時の演奏法によるマーラー、交響曲第1番『巨人』花の楽章付きである。第2稿を用いているというが、厳密に第2稿に従っているのかな?と感じるが……それはともかく、金管、木管、打楽器、ガット弦の弦楽器は現代楽器よりも柔らかい音がし、ビブラートを抑えたいわゆる「ピュアトーン」奏法は楽器ソロでも合奏でも美しい響きがする。しかし現代オーケストラの力強い迫力ある響きには及ばないところがあり、第5楽章の冒頭の感情の爆発的音響がやや物足りなく感じられるのが典型例であるが、それはロトの知的コントロールのせいもあるだろう。というのは、最後のコーダの推進力と迫力は現代オーケストラの演奏に負けていないからである。個人的には、交響曲第1番の本来の姿に近い演奏を聴けて良かったと思っている。古楽器や時代楽器 による演奏が好きな私としては、ロマン派の音楽がもっと時代楽器で演奏され、録音もされないかなと願っている。

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  • ★★★★☆ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2019年07月05日

    南西ドイツ放響とは通常の4楽章版で録音していたロトだが、5楽章版の録音にはレ・シエクルを起用。相変わらず楽器の選び方に対するこだわりは半端ない。世紀転換期頃のドイツ系楽器が集められていて、普段フランス式のバソンを吹いているファゴット奏者など、ドイツ式ファゴットに適応するのは容易ではないと思われるが、大したものだ。ただし、楽器へのこだわりに反して、楽譜の選択が何とも安易なのは残念。すでに通常版で録音しているのに、何で二度目の録音にこのマーラー協会版を選ぶかな。確かに第1楽章最初のファンファーレはクラリネットではなくホルンだし(ヘンゲルブロックと同じく舞台裏ではなく普通にオケの中で吹いているようだ)、終楽章になってもダブル・ティンパニにはならないが、それ以外では通常版との違いはほとんどない。ちゃんと校訂されている楽譜だから、以前のハンブルク稿に比べれば信頼性は高いだろうけど、オケの編成も普通の四管だし、ホルンも(メンバー表が正しければ)8人いる。演奏自体も叙情的な部分の歌い方など、ノン・ヴィブラートに固執して、ちょっとぎこちない所が面白かった前回録音に比べると、ずっと普通のスタイルに近づいている。確かに普通はマスクされがちな中低音域の動きが良く聴こえるあたりは、さすがロトと思うけど、もともと極度にポリフォニックな5番と違って、1番でこれをやられても、あまり有難みがない(その点ではギュルツェニヒ管との3番も不発だったと思う)。行くところ可ならざるはなしという感があったロトも、ドイツ系レパートリーに関しては無敵とは言えないな。

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  • ★★★★★ 

    論より感覚  |  東京都  |  不明  |  2019年05月13日

    やっと聴きました。ハンブルク稿は初めて聴きました。事前に調べていましたが素人ゆえ、明確な違い(違和感?)は感じずにすんなり聴きました。 3菅編成という理由なのか、同時代の楽器の為かわかりませんが、響が繊細で非常にフレッシュな感じを覚えました。 しかし埋もれていた音が、とてもよく聴こえて凄く新鮮に聴きました。 時代楽器の音色もどことなく繊細で暗くあじのある音色で気に入りました。 迫力は後退していますが、そのかわりに若書きの感じがしてこちらも良いですね。 ロトはすでに何枚かマーラーありますが、レシエクルでどんどんやって欲しいです。個人的には8番が時代楽器でどういった響になるのかとても興味あります。

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  • ★★★★★ 

    うーつん  |  東京都  |  不明  |  2019年04月30日

     おりしも改元フェスティバルの感すらある平成最後の買い物のひとつ。他に買ったシューベルト:ピアノ・ソナタ 第19・20番ほか(A.シフ ECM)、ヴァインベルグ:24の前奏曲 Op.100(G.クレーメル Accentus Music)も楽器や作品の思想背景に「時代」が関連してくるものを選んでしまったのは偶然か深層心理がはたらいたのか。   いずれにしてもこの「巨人」も、作曲・初演当時の空気や息吹きを感じることができたことで「時代」というキーワードに共通するようだ。楽器編成の前知識あってこそだが、とても新鮮な気持ちで聴くことができた。決定稿が作曲者の最終決定だからそちらの価値も認める一方で、このように新鮮で才気と気概に満ちた演奏を聴くと、様々な版での録音も愉しめるというものだ。音の見通しは当盤も十分だが、ブーレーズの同盤(版はもちろん異なる)に感じられる「すべての音が見渡せる」気持ちよさと少し違い「初演した会場の空気や雰囲気、マーラーの時代の始まり」を見渡せるような気持ちよさが当盤の特徴だろうと思う。個人的な感想として、「花の章」の一見のどかなメルヒェンの中にほんのり狂気というか恐ろしい「異質な何か」が萌芽としてみられるような気がした。   第一楽章の明るい靄の中から朝日が森や平原を次第に照らしてゆくような空気感はまさに時代の始まりを予感させるような清々しさをも感じさせる。ロトが今後マーラーを全集にまとめるのかは定かではないが、それを期待させる素晴らしい出来栄えと思う。

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  • ★★★★☆ 

    zap  |  東京都  |  不明  |  2019年04月25日

    ヘンゲルブロック盤と同様、国際マーラー協会版を使用しているようである。かつてのモリス盤や若杉盤のような、いわゆるハンブルク稿の特殊さ、空虚さ、いびつさをロト&レ・シエクルがどう処理するのかを求めるとしたなら肩すかしにあう。演奏は艶やかで美しい。

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