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マーラー(1860-1911)

CD 【中古:盤質S】 交響曲第10番(クック版)全曲 モリス/ニュー・フィルハーモニア管、交響曲第8番 フリプセ指揮ロッテルダム・フィル

【中古:盤質S】 交響曲第10番(クック版)全曲 モリス/ニュー・フィルハーモニア管、交響曲第8番 フリプセ指揮ロッテルダム・フィル

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    宗仲 克己  |  東京都  |  不明  |  2021年11月04日

     クック版の交響曲第10番といえばウィン・モリスといわれた時代が長かった。LPレコードのジャケットに描かれたローマ数字の巨大な]が、未知の妖しい世界へと誘うように、異彩を放っていた。1972年10月のセッションは、デリック・クックによる「第10交響曲の構想による実用版」第3稿第1版(CookeU)の初の録音である。2007年10月のハーディング指揮・ウィーンフィルハーモニーによる第3稿第2版(CookeV)の決定的な名盤を聴き込んだ現在は、版が異なるとはいえ、このモリス盤が意外と力強く派手な面も見せる演奏であることに改めて気づく。  モリスは、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンを対向に配置している。1965年11月のオーマンディ指揮・フィラデルフィア管弦楽団の録音は、通常の配置だったので、ヴァイオリンの対向配置を採用したのはモリスのこの録音が初めてだったと思われる。(ゴルトシュミットが第1稿と第2稿を初演した録音はどちらもモノラルであるため、各楽器の配置を確認できない。)交響曲第10番において、ヴァイオリンの対向配置は、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンの旋律の対話を際だたせ、特に最終第5楽章の第3部(アダージョ)において感動的である。  モリスの演奏のいちばんの特徴はテンポの設定である。全曲を通した演奏時間は83分50秒で、現在でもクック版の最長演奏時間である。特に第1楽章の演奏時間は27分51秒で、クック版においては最長演奏時間である。Andanteと指定された冒頭の15小節のヴィオラのモノローグは速めであるが、第16小節のAdagioの指定以降は適切にテンポを落とす。(ちなみに、ウニフェルザール版の『アダージョ』単体の演奏では、1987年4月のシノーポリ指揮・フィルハーモニア管弦楽団の録音が32分40秒で最長演奏時間である。これは聴き手を戦慄させる驚愕すべき名演奏である。)第4楽章の演奏時間は13分17秒であり、これもクック版の最長演奏時間である。第5楽章は、第3部が始まる第299小節(13:57)以降は、コーダにかけて、ぐんぐんテンポを落としていく。モリスの指揮は、テンポの設定だけでなく、音響表現でも独特な面を見せる。第342小節(18:04)からの4小節においては、第2ヴァイオリンとヴィオラのパートを際立たせている。これはモリス独自の解釈ともいえるが、とても素敵である。他の演奏に慣れ親しんでいる方が、このモリス盤を聴くと、この部分でも新鮮な印象を受けるのではないかと思う。第353小節(19:24) Immer Adagio(nicht eilen!)の盛り上がり以降、コーダにかけて、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンを軸に、低弦群・木管群・ハープ、そして4本のホルンの暖かい音色に包まれて、マーラーの“最後の音楽の遺言”となった最高に美しい楽節がきわめて丁寧に演奏される。クック版の交響曲第10番に対する、モリスの深い愛情があふれた感動的な演奏である。第3稿第1版(CookeU) の数ある名演奏のなかでも、このモリス盤は交響曲第10番全曲版の演奏史を飾る名盤としてあげるにふさわしい。

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    七海耀  |  埼玉県  |  不明  |  2009年12月26日

    クック版第三稿による。テンポが遅いが、まことに情感豊かで、引き込まれる。スケルツォなど、メリハリが効きいており、他の演奏では聞けない独特のものである。フィナーレの冒頭を飾る大太鼓は、大変シャープで、初めて聞くと、ちょっとびっくりする。録音はよいが、レベルが高く、強奏部でやや音が割れる箇所があるのが残念だが、鑑賞に妨げになるほどではなく、この曲を代表する名盤としての価値は不動である。オマケは、どうせなら、同じモリスの5番にしてくれればよかったけれど、フリプセによる8番も、録音はモノラルながら、演奏自体は決して悪くなく、録音もクリアで、これはこれで良いと思う。

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    samuel  |  California  |  不明  |  2007年08月03日

    This 10th is the greatest along with James Levine/Philadelphia and perhaps Kurt Sanderling/Berlin SO. And all three happen to be Deryck Cooke version.

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    guinness  |  yokohama  |  不明  |  2005年11月22日

    10番全曲は、LP時代はではこれしかなかったもんナー 擦り切れるくらい良く聴きました。ついにCD化おめでとうございます。しかしモリスはこれだけでパットしないなーマーラーメダルもらってる一人なのに、、、、

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    ビーグルU・ェ・U  |  お江戸  |  不明  |  2004年01月15日

    でっかい「]」が印象的だったジャケットでないのは残念ではあるけれどもCDで聴けるだけでもありがたい(T_T)中古屋でLPを探し出して繰り返し聴いた頃を思い出しました(^o^)最新のラトル/BPOと共に愛聴盤です♪

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