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マーラー(1860-1911)

CD 【中古:盤質A】 交響曲第7番『夜の歌』 ヘルベルト・ケーゲル&東京都交響楽団(1985年ステレオ)

【中古:盤質A】 交響曲第7番『夜の歌』 ヘルベルト・ケーゲル&東京都交響楽団(1985年ステレオ)

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    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2010年09月07日

    この演奏、私、実は会場で聴きました(ずいぶん後ろの席でしたけど)。とても懐かしい。大変立派な演奏で、『朝日新聞』の評でも絶賛されておりました。大いに感動した演奏なのですが、どういう演奏だったのかは記憶がなく、今回、あらためてという感じで聴きました。近頃もてはやされる、曲者的なケーゲルの要素がそこかしこに表れていて、都響がいささかついていくのに苦しみながらも、全体としては見事な力演になっています。各楽章の性格分けをくっきりと描き、気分の変化をはっきりつけて、大きな流れをしっかりと構成した演奏(一夜)だったなあという記憶がよみがえってきました。実際の演奏会では楽章の間の時間がたっぷり取られていたので、そのあたりがますます明確でしたねぇ。そういえば、4楽章終了後、ケーゲルさんは、一度椅子に座って汗をふきましたが、顔面から頭に向けてまさに拭うように拭いたので、最前列方面のお客さんと目が合って笑顔を浮かべ、客席からも笑いがこぼれていました。そのなごやかな雰囲気のうちにあのフィナーレ開始!忘れられない光景です。ケーゲルさんといえばそのことが思い出され、彼の自殺の報には本当に悲しい想いをいたしました(今でも泣けてきます)。さて、「夜の歌」。多くの人がこの作品に対してとまどっているようですが、単純に、夜から朝への自然と心象の風景を描いたものととらえておいてよいのではありませんか。7番以降(9番を除き)、マーラーの交響曲は形式的にも内容的にも伝統的交響曲を逸脱しており、確かに大作曲家の大交響曲としてはなにか違和感はありましょうとも、もっともらしい理屈をつけて妙な解釈を与えようと苦労しなくてもいいのではないですかね。そういう形で開き直って歌うところは歌い、荒れるところは荒れると、これが実に魅力的なオーケストラピースになります。演奏会当日の記憶もない混ぜて、やや甘く評価して、「最高」にします。あらためて、合掌。

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    ハリアー黒  |  東京都  |  不明  |  2010年04月23日

    マーラー好きなら、冒頭を聴いただけで「こりゃただ事ではない」ことに気づくはずだ。超寒かった「アルルの女」同様、この演奏も人間くささよりも純音楽的なアプローチを最上とする徹底的なケーゲル調。それが中途半端ではなく、徹底しているだけにまさに本物の味わい。と言うより恐いわ。「アルルの女」と違い、本質的に暗い曲だけに作曲者の思いにピタリとハマッた演奏になった。数多い「夜の歌」の最右翼に置いて良い傑作。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年04月18日

    このような超個性的な名演を発掘した東武レコーディングズの快挙である。マーラーの第7は、場面の変遷が激しく、大変音符の多い楽曲だけに、うまく纏めるのが難しい交響曲である。ケーゲルは、全体として、各旋律の輪郭をはっきりさせ、幾何学的に計算され尽くしたアプローチを行っているが、それでいて劇的な迫力や情感の豊かさにもいささかの不足はなく、相反する要素を高次元でコラボさせた稀有の名演と言うことができるだろう。第1楽章は、ねばるようなテンポ、アッチェレランドの駆使、そして効果的なゲネラルパウゼが実に印象的である。特に、中間部のゆったりとしたテンポによる抒情豊かな演奏は、これこそ夜の歌というべき深沈たる雰囲気に満ち溢れている。第2楽章は、実にきまじめな演奏だ。しかしながら、そこから漂ってくる何と言う不気味さ。これは夜想曲ではなく、まるで死神のワルツだ。各楽器の響かせ方は、カウベルの力強さも相まって、独特の不気味な雰囲気を醸し出すのに大きく貢献している。第3楽章は早めのテンポで、一聴すると何でもないように演奏しているが、スパイスの効いた各楽器の活かし方は超個性的だ。特に、中間部のテンポ設定は独特で、終結部のトロンボーンの力奏や、ラストのティンパニの一撃の凄まじさなど、はじめて聴くような場面が連続する。第4楽章は、それまでのシリアスな雰囲気とは一転して、官能的な夜の世界が出現する。冒頭の独奏ヴァイオリンの極端なグリッサンドや、ホルンの甘いヴィブラートなど、情感過多な妖しい世界に聴き手を導いていく。この過激とも言える濃厚な表現こそ、世紀末芸術家マーラー演奏の醍醐味と言うべきである。終楽章は、ここにきてケーゲルの秘められたパッションが大爆発。中途でのテンポの激変や猛烈なアッチェレランドなど個性的な解釈をふんだんに駆使して、圧倒的な迫力のうちに大団円を迎えるのである。東京都交響楽団は、若杉やインバル、ベルティー二に鍛え抜かれた我が国最高のマーラーオーケストラと言えるが、本演奏でもケーゲルの個性的な棒にしっかりと応えている点を高く評価したい。演奏終了後の熱狂も当然で、演奏会場にいた聴衆に羨望の念を禁じえない。

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    OWL ふくろう  |  福岡県  |  不明  |  2010年04月07日

    N響ライブ盤のシューべルト「未完成」で、すっかりケーゲルという指揮者のファンになった。聴き飽きたはずの同曲が、新しい深みをもって演奏されていた。さて、マーラー通でない私が、他のレビューを読んでこのNo.7を購入した。他のマーラーの曲はなじみだがこの曲だけは初体験である。一回目、二回目と聴く。どうも、先行レビューワーの書かれている意味がさっぱりピンと来ない。ところが5回目、6回目あたりで、他のマーラーの交響曲とは全く異なる印象をやっと得られるようになった。ケーゲルという指揮者によるこの曲が、テーマのメロディが基準となって朗々と鳴る様子が、耳を放せない魅力を有しているのがわかるようになった。今6回目の鑑賞となるが、5回目よりさらに良くなって、何と生々とした音楽だろう。飾らない音出しが素晴らしい。透明感のある清々しいすばらしいサウンドだ。他のレビューとは、かなり異なる感想のように受止められると思うが、これについては、先行のレビューワーも賛同してくれると信ずる。録音状態も抜群で、都響の演奏にも海外の有名オーケストラと比べて何ら遜色は感じない。

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    Rock''n  |  神奈川県  |  不明  |  2010年04月03日

    す、凄い。聴き終えて鳥肌と震えが止まりません。冷徹で精緻、かと思うと時には暴走状態に陥るかのようなケーゲルのタクトに終始食らいついている都響にも大拍手です。

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    しょうへい  |  東京都  |  不明  |  2010年03月20日

    生で聴いた。マラ7で感動したのは、実演、録音を問わず、そのときが最初で最後である。是非、多くの人に聴いてもらいたい。

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