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ウォード、ロバート(1917-)

CD Orch.works: Szostak / Wodiczko / Strickland / Polish National Radio O +quincy Porter

Orch.works: Szostak / Wodiczko / Strickland / Polish National Radio O +quincy Porter

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    レインボー  |  不明  |  不明  |  2023年12月04日

    ロバート・ウォードの管弦楽作品集です。 全曲、ポーランド国立放送交響楽団の演奏で収録されたもの。 指揮は3名の指揮者が振り分けています。 まず最初に登場するのは『祝祭の頌歌』という作品。 指揮は、ズジスワフ・ショスタク。 この作品は11分ほどの作品で、弦楽を中心にゆったりと歌う壮大な作品です。 指揮のショスタクは1930年生まれのポーランドの指揮者。 永くウッチ・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督と知られ、音源はバロック音楽の録音が多い。 この録音は1975年に収録され、珍しく同時代のアメリカの作曲家の作品を振っているが、非常に充実した響きを引き出しており、中々見事な演奏である。 次に登場するのは『プレーリー序曲』『祈りとトッカータ』で、指揮者は、ボフダン・ヴォディツコ。 ウォードは、コープランドにも学んでいるのですがそのコープランドのアメリカ的エッセンスの影響を多大に受けたのが、プレーリー序曲。 ジャケットの様な我々が想像するアメリカを描いた様なわかりやすい作品で、ウォードの代表的な作品と言えるもの。 元は吹奏楽作品だが、本CDでは管弦楽版を収録。 祈りとトッカータはプレーリーよりかは純音楽的な作品ですが、旋律は中々美しい。 指揮のヴォディツコは1911年生まれ、1985年に亡くなったポーランドの指揮者。 録音はやはり多くなく、CDも数少ない。 本CDではポーランド国立放送交響楽団から力強く、時に繊細な響き、更に裏メロもしっかりと鳴らし、ベテランらしく隅々まで手の届いた演奏が素晴らしい。 充分な名演と言えるもの。 次に収録されているのは『没神論者の宗教歌』という作品。 指揮者はウィリアム・ストリックランド、ソプラノはシルヴィア・スタールマン。 指揮のストリックランドはアメリカの指揮者で1960年代に同時代のアメリカ音楽を幾つか残している。 本CDはポーランド国立放送交響楽団を振っての録音だが、ここでも優秀なオケに支えられて、良く鳴らした充実したサポート。 スタールマンの歌もなかなか良い。 次に登場するのはウォードの曲ではなく、クインシー・ポーターの作品で、『ニューイングランドのエピソード』を収録、指揮は再びヴォディツコである。 この作品はまだ聴きやすい作品であるが、ウォードの作品に比べやや晦渋な上、演奏時間も20強と長い。 演奏は健闘しているが一度聴けば良いというところ。 録音は1966年(没神論者の宗教歌)1968年(ニューイングランドのエピソード)1975年(その他)で、それなりに古いがリマスタされている様で音は聴きやすい。

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