ピアノ協奏曲集 フレイ、ドイツ・カンマーフィル (2枚組/180グラム重量盤レコード/Warner Classics)
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ばんどうくじら | 福岡県 | 不明 | 2020年08月07日
明るく明晰な音が特徴のフランスのピアニスト。 既発売のパルティータ等も含めて、現在の若手ピアニストの中で最も期待できる一人。 バッハ演奏に感情の表出はNGという暗黙のルールに敢然と挑戦する奏者であるが、聴く限りピアノの音が明るいせいか、ドイツ人やロシア人の様な暗いロマンティシズムはなく、古典演奏の枠は外していないように聴こえる。 バッハを西洋音楽の元祖のごとく神聖化して捉えるドイツ・ロシア系のバッハ弾きと異なり、偉大な存在ではあるが、一人の歴史的作曲家としてとらえている。 バッハも私淑したクープランやラモーの様な大作曲家を先祖にもつフランス人のバッハ観でしょう。演奏は期待通りの素晴らしいものです。こうゆう人が現れるのを待っていました。バッハ命。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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やまと | 徳島県 | 不明 | 2015年01月27日
ダヴィド・フレイDavid Frayのディスクに、まだ一つもHMVレビューがついていないとはどういうことか。1981年フランス南部出身の才能あふれるイケメン・ピアニスト。このディスクのジャケット写真はポピュラーミュージシャンみたいで、そのことがかえってイメージを損なってるかも。独仏共同運営のTVネットワークによるARTE音楽祭に出演。ブレーメン・ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団を弾き振りしたBWV1056は、ドキュメンタリー”Swing, Sing and Think”(2008)として公開されている(DVDでも発売中)。身も心も没入した演奏ぶりは、かのグレン・グールドを思わせる。とりわけ緩徐楽章での沈潜と歌い込みは、もう異次元の世界へ連れて行かれそうな感覚。彼自身はウィルヘルム・ケンプのように、歌いかつ語ることを目指しているという。ピアノでしか表現できない思い切りロマンティックなバッハ。この人の才能はもっと注目されてよいと思う。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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