管弦楽作品集 テオドレ・クチャル&リヴィウ国立フィル、ビューレント・エヴジル
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レインボー | 不明 | 不明 | 2022年04月03日
このCDはトーマス・ド・ハルトマンの管弦楽作品を集めた作品である。 ハルトマンは1885年、ウクライナ東部の街スームィの郊外にある、ホルージウカ村で生まれ、サンクトペテルブルク音楽院でアレンスキー、タネーエフ、リムスキー=コルサコフに作曲を師事、その後、サンクトペテルブルク、ミュンヘンやパリで活動し、最後はニューヨークで亡くなった。 様々な地で活躍したが、一般的にはロシアの作曲家と認識されているようだ。 本CDの収録曲はその後半生に書かれた作品を集めたもの。 パリ時代最後に書かれた『ウクライナのキャロル集』『ウクライナの祭り』はまさに民族色の強い旋律が出てくる国民学派の正統的な作品であり、アメリカへ渡ってからの『交響詩第4番』『アンダルシア協奏曲』はややシリアスになっている。 いずれの作品もリムスキー門下だけあり、オーケストラの扱いが上手く色彩的に鳴り響いてる。 演奏はテオドレ・クチャル指揮、リヴィウ国立フィルハーモニー管弦楽団。 このオケはウクライナ西部の街、リヴィウのオケで時折録音を見かける。 このCDの演奏は大変情熱的に演奏されており、例えばウクライナの祭りの冒頭のホルンの堂々とした吹き方や、終曲のお祭り騒ぎなど聴き手を飽きさせない熱演である。 ほとんどが世界初録音との事だが、この水準なら十分すぎる内容だ。 録音は2021年の9月で、音質は問題なし。 ロシア国民学派好きにはおすすめの一枚。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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