【中古:盤質A】 交響曲第1番、第2番 ネーメ・ヤルヴィ&スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
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遊悠音詩人 | 不明 | 2009年08月28日
カリンニコフの真の決定盤はこれだ!!巷ではクチャル盤を高く推す傾向があるようだが、はっきり申し上げてクチャル盤はつまらない。聴かせ所が全く分からないまま、ただただ浮草のように流れるだけだった。ところが、このヤルヴィ盤ときたらどうだろう。まるで同世代のグラズノフや後のラフマニノフに一脈通ずるような、大変魅力的な作品であることに気付かされるではないか!特に、第1番。第2楽章のハープは、クチャル盤では点滅信号にしか聞こえなかったが、ヤルヴィの演奏には心がこもっている。ハープに乗って奏でられるメロディも抒情溢れる素晴らしいものだ。第3楽章など、グラズノフのスケルツォ楽章に見られる絶妙のリズム感を彷彿とさせるし、終楽章もこうでなくてはと思わせる。第2番も秀逸で、ある意味第1番以上に濃厚なロマンを感じさせる。ヤルヴィはいたずらに民俗色を強調させることも、逆に過度に洗練を極めることもしない。「クチャルとスヴェトラーノフの中間的な歌い方」と的を射たコメントがあるが、まことにその通りで、折衷様式的な歌い方がカリンニコフの芸風にピタリ合致している。音質もよく、自信を持って推奨したい。7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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m326 | 新潟県 | 不明 | 2010年06月27日
カリンニコフに初めて出会ったのは、クチャル盤の第1番。春をイメージさせる、これはこれでわかりやすく美しい演奏で、カリンニコフ初体験をさせてくれた私にとって貴重なCD。このヤルヴィ盤は、あまり期待もせずたまたま購入したが、これほど表情豊かで生き生きした演奏で聴くと、曲に対する印象ががらっと変わってしまった。クチャル盤の第1番が、のどかな春だとすれば、ヤルヴィ盤の終楽章は、大河の分厚い氷がバリバリと音を立てて割れ、轟音とともに押し流されて、空には春の太陽が燦燦と輝いているような、豪快な春の訪れに感じられる。演奏は緻密かつ大胆で少しも乱暴ではないが。陽光の中で転寝を誘うような第2楽章も、ヤルヴィ版で聴くと少しも眠くならず、その美しさに耳を奪われる。すばらしい名盤に出会うことができた。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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びゅーま | 横浜市 | 不明 | 2006年09月20日
カリンニコフといったら、このヤルヴィ盤しかないでしょう!自分としては文句のつけるところがありません。自然体の演奏が心に響きます。有名な第一番はもちろん、魅力あふれる第二番も名演なのが更にマル!いまいち盛り上がらないクチャルにヤレヤレ、やかましいだけのスヴェトラーノフにイライラ、何が言いたいのかさっぱりわからないアシュケナージにウンザリしている方にお勧めです!ホールの暖かい響きもお気に入り☆6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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garaiya | 東京 | 不明 | 2007年11月14日
これは名演!第1番はもちろんですが、特に2番が気に入りました。 ヴェトラーノフとクチャルの中間的な歌い方で、録音も比較的新しく、まったく問題はありません。 ただし第1番の第1楽章のハープが、他の音に埋もれてしまっている感があります。第1楽章でもっとも盛り上がるところだけに、ここだけは残念と言わざるを得ません。 ただ、総合的にみれば1番も2番も安定した演奏ですので、ぜひ一度聴いて欲しい一枚です。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Pianist | Tokyo | 不明 | 2006年04月13日
これはいいです。最近この「第一番」、ブームになっているようですが、スヴェトラーノフ/NHK響のフワーっとした演奏より、芯の強さと聴く者をグイグイ引っ張っていくような推進力(それも決して押付けがましい物ではありません。もっと上品なものです)があって、このヤルヴィ盤がお勧めです。ユーザー評価がかなり低いですが、ロシア音楽だから、と本場もの、むさ苦しさに彩られたものこそ!という聴き方はどうかな?もっともヤルヴィだって「本場もの」でしょうに。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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fuka | 横浜 | 不明 | 2006年01月21日
やっぱりいい演奏よね。クチャル版はすがすがしいというか若書きの香りというものをさらっと叙情的に表現してあってすごく聴きやすいんですけどこのヤルヴィの演奏はもっと腹の据わったところがあって聴き応えがあります。(ちなみに昨日東フィル期待してたんですけど、いまひとつだったんじゃないのかなあ。もともとの弱点でもある曲のくどさばかりが気になったのです。家人も退屈そうでした。)3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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爺さん | 千葉県 | 不明 | 2012年08月23日
ナクソクは廉価であることから、聴いたことのない作曲家を発掘するに実に頼もしいが、「メジャーな演奏家、オケの演奏はないか?」と次の盤を探すことになる。で、この盤に行きついた。クチャル(ナクソス盤)の演奏もメランコリックで丁寧な演奏を堪能できるが、こちらは音の輪郭がより鮮明で、フォーカスがバシッと決まった美しい風景写真の様だ。2007年東京ニューシティ管の1,2番演奏会も出向いたが、この愛らしい2曲を丁寧に演奏し実に良かった。作曲家の不遇を思いつつこの曲を聴くとグッとくる。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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のろま | 東京都 | 不明 | 2012年03月07日
クチャル&ウクライナ国立響(NAXOS盤)よりテンポが速めでダイナミックレンジが広く、劇的な仕上がり。難点は、木管とハープがマイクから遠いせいか聞こえにくいことで、第1番の第1楽章再現部のハープは、音量を上げてもわずかに聞き取れる程度です。余談ながら、NAXOS盤の第1番第2楽章で、ハープが点滅信号のように聞こえるというのは、マイクに近いのも一因かと思われます。当盤では、第1番の終楽章は、最初は抑え気味で後半に向かって高揚していきますが、第2番の終楽章は前半から全開で、ケアード・ホールの残響の豊さもあって、金管バリバリの豪快演奏になっています。NAXOS盤で第2番の終楽章を聴いた直後に、再生装置の音量をそのままにして当盤の第2番の終楽章を聴いたら、音のデカさにぶっ飛びそうになりました(笑)。残響があるのに快速テンポで持って行くところがすごい!まるでライブのような熱い演奏です。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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シャルヴェンカ | 千葉県 | 不明 | 2021年11月19日
カリンニコフ?聞いたことがないなあが第一声。このオーケストラは本当に異常なほどにレパートリーが広い。私の手元にある交響曲だけで、バックス、ルーセル、ステンハンマル、ダンディ、バーバー、アルヴェーン、ガードナー、スタンドフォード、ラウタヴァーラなどメジャーではない作品に溢れている。これらにマーラー、ブルックナー、ドヴォルザーク、ショスタコーヴィチ、シベリウスなどのメジャー作品が加われば、下手するとちゃんと聴かずに終わってしまうものもあるかも。さてこのカリンニコフ、35歳で急逝したと知って興味を持った。いきなり日本人好みの懐かしく素朴なメロディーに心を奪われる。その一方で金管セクションの扱いは野心的で、ドヴォルザークの前半の交響曲を彷彿とさせる。カリンニコフの方が少し洗練されているかな。聴いていて爽快感もある。チャイコフスキーを卒業したい方、された方にお勧めするロシアの交響曲、そして瑞々しい演奏です。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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テリーヌ | Hyogo | 不明 | 2018年03月07日
カリニコフの交響曲は美しい旋律やボロディンにも通じる上質の土臭さも味わえるいい曲ですが、なぜか大きな感動には達しません。嫌いではありません。私の修行不足かもしれません。BGMで流して聴いているとまずまず良い曲だと感じるのですが。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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