室内交響曲、他 ヴォルコフ&BBCスコティッシュ交響楽団
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ユローヂィヴィ | 大阪府 | 不明 | 2016年10月09日
ロスラヴェッツがまだモスクワ音楽院の学生の時に書かれた交響詩『新月の瞬間』は、リムスキイ=コルサコフやリャードフ、スクリャービンらの影響を自分なりに解釈した作品。 ストラヴィンスキイの『火の鳥』と比較して聴いてみても面白い。 『室内交響曲』は前衛作曲家としてソヴィエト政府から作風を否定された後、批判に対して反抗はしないものの、後期ロマン派的な美しさと、調性が曖昧になっていく危うさが入り交じった独特の作品。(美しさの方が勝っている。)演奏時間は約56分。 18人の演奏家(9つの木管楽器、ホルンが2つ、トランペット、ピアノ、弦楽四重奏団にコントラバス1つ。)によって演奏される。 ロスラヴェッツの友人であったミャスコフスキイやロスラヴェッツより後輩のヴァインベルグも室内交響曲を残しているが、彼らより自由な雰囲気を感じる。 『室内交響曲』を聴くためにこのアルバムを買っても損をしないだろう。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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かばくん | とちぎ | 不明 | 2006年11月06日
ラスカートフにより補筆された1926年の未完の室内交響曲ではなく、1934〜35年に完成されたものの、恐らくプラウダ批判によってお蔵入りとなっていた、演奏時間45分におよぶ室内交響曲である。紛れもなくすべて作曲家自身の筆による完成作品であるとのこと。この作曲家に関心のある方は必聴でしょう。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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