ヴァイオリン・シンフォニア全集 エヴァ・アンナ・アウグスティノヴィチ、アンサンブル・ジャルディーノ・ディ・デリツィエ(2CD)
商品ユーザレビュー
-
(1 件)
-
(0 件)
-
(0 件)
-
(0 件)
-
(0 件)
検索結果:1件中1件から1件まで表示
-
浪漫楼蘭 | 東京都 | 不明 | 2023年07月20日
★楽曲の質も、演奏の質もそれぞれ、同じブリリアントから出ていた「二丁のヴァイオリンのためのシンフォニア」作品集を上回る内容です。ストラデッラはオペラやオラトリオ、カンタータなども素晴らしいものが幾つもありますが、独奏楽器を主体にした器楽曲でもその才能がいかんなく発揮されています。★このCDに収められたソロヴァイオリンのためのシンフォニアは、明るさの中に暗さを秘め、教会ソナタ的でストラデッラに特有の劇的でヴィヴァーチェな要素が織り込まれていて、イタリアの空気に晒された(同年生まれの)ビーバーのような荘厳さと弦の煌きが心地よい。★アウグスティノヴィチのヴァイオリンは、ラヴェンナのマルコ・ミンノッツィ・2017年制作というモダン・イタリアンの年若いモデルだが、スクロッラヴェッツァのような明るい音色と豊かな響きで楽曲とよくマッチしている。★ストラデッラがモーツァルトやメンデルスゾーンと殆ど変わらない年齢で凶刃に倒れたことは非常に惜しまれる。人の女に横恋慕などせずにヘンデルぐらい長生きして、もっと器楽曲やコンチェルトなどを書いていたら、これほどまで長い間埋もれていることもなかっただろう。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに 共感する
検索結果:1件中1件から1件まで表示