【中古:盤質B】 弦楽四重奏曲集 Op.20 第1集 キアロスクーロ四重奏団
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2017年11月27日
素晴らしい”太陽クァルテット”の誕生 疾風のように駆け来ったか 逆巻く怒涛のように襲い来ったか 否 爽風が波頭を掠めて滑り込んできた 意表を突かれた ピリオド楽器ピリオド奏法による演奏であることを一瞬忘れた だがだからこその演奏なのだと気づく 呆気に取られているうちに聴き終わってしまう 慌ててスコアを引っ張り出す そうハイドンはこう書いている ハイドン以外何ものでもない それにして第1番の歌い回しの自然さ語りかけの親密さは”何だ” 圧倒されているうちに第2番 これまで名うてのクァルテットの演奏を幾つも聴いてきた 陰影を濃くし歌うを過多にしロマンチックに流れていたなと識る キアロスクーロQの演奏は構造が見えそれに情感が常に寄り添っている 知情意に司られた音楽と言ったらいいだろうか そして驚かされた第3番 音楽に遠近法が差し込まれより立体構造が感じられる ハイドンがそう書いているのだ ベートーヴェン音楽の予感がもうここにある キアロスクーロQは見えなかったものを聞こえなかったものをわたしの前へ提示してくれた 作品20はハイドンが生んだ奇跡の傑作である お聴きになっては如何1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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