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シベリウス(1865-1957)

CD 【中古:盤質A】 交響曲第1番、第6番 ベルグルンド&ヘルシンキ・フィル

【中古:盤質A】 交響曲第1番、第6番 ベルグルンド&ヘルシンキ・フィル

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    adagietto  |  千葉県  |  不明  |  2010年04月11日

    僕が一番好きなシベリウスのシンフォニーは第6番。演奏は定番のベルグルンド&ヘルシンキ・フィルハーモニーの演奏が素晴らしい。音楽を言葉で表現するのは難しいが、音彩が宝石のように煌いている。感触はクールながらもどこか民族的な土くささがある。勿論、それは、第6番以外の演奏にも言えることである。 シベリウスの交響曲を聴き始めた頃はバーンスタイン&ウィーン・フィルの演奏を好んで聴いていた。晩年に収録された第1,2,5,7番の4曲である。しかし、バーンスタインは第3,4,6番を録音せずに他界してしまったため、代わりとなる演奏を探し見つけたのが、このベルグルンド盤。そして、この演奏を聴いた途端に、その余りにもの奥行きの深く清涼な演奏に驚きを覚え、バーンスタインのマーラーの演奏の如く濃厚で遅いテンポに違和感すら感じたのである。ヘルシンキ・フィルとの演奏は全てが実に内面的。奇を衒ったところが全くなく、どんなに鮮やかな音も心の内側から発せられた自然音になっている。どんなに美しいものでも、表面的に美しいだけでは心を打たれない。内面的な美しさがあってこそ、真に美しいと思う。ベルグルンドの第6番を初めて聴いた時、バーンスタインやカラヤンのシベリウス演奏では聴かれなかった美しい音が頻発してきて、本当に目眩しそうだった。シベリウスの交響曲第6番は、宝石箱から溢れ出そうな音楽なのだ。 なお、この曲に傾倒して作曲家を志したという吉松隆は、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」との不思議な類似を指摘する。第1楽章のリズムは列車の律動、2楽章は渡り鳥の歌。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2009年11月26日

    ベルグルンドはシベリウスの交響曲全集を3度にわたって録音しているが、衆目の一致するところ、2度目のヘルシンキ・フィルとのものが最高傑作であると言えるだろう。そればかりか、古今のシベリウスの交響曲全集の中でもトップを争う名演だと評価したい。本盤は、その中から第1と第6をおさめているが、いずれも北欧的な抒情とフィンランドの民族的な力強さを兼ね備えた超名演である。第1は、そうしたベルグルンドのシベリウス解釈に見事に符合する楽曲であり、どこをとっても熱い燃えるような民族的な高揚と清涼感溢れる抒情という、ある意味では二律相反する要素を併せ持つという至芸をいとも簡単に成し遂げている。これは、ベルグルンド&ヘルシンキ・フィルのシベリウスへの敬愛と深い理解の賜物であろう。第6は、冒頭の繊細なヴァイオリンの演奏からして、身も心も洗われるような北欧を吹く一陣の清涼感溢れる風に触れるようだ。どこをとっても、世の中にこれほど美しい音楽があるのだろうかと思わせるほどの天国的な美しさに満ち溢れている。もちろん、第3楽章の終結部など、シベリウスの内面に秘めた情念のような力強さにもいささかの不足はない。第6のおそらくはベストを争う名演と言っても過言ではないだろう。

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