【中古:盤質A】 交響曲第3、5、6、8、9番 サーバタ&ロンドン・フィル、ニューヨーク・フィル、聖チェチーリア国立音楽院管、テアトロ・コロン管(1946〜51)
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広島のパヴァンヌ | 広島県 | 不明 | 2016年06月20日
これはサーバタの既出のベートーヴェン演奏をまとめたセットである。演奏は,オーソドックスな解釈にサーバタ特有のパッションが加えられたもので,興の赴くままに高揚するカンタービレは聴き物である。特に25分半かけて演奏される第九の終楽章は,恰幅のよい造形と朗々と歌われる声楽陣によって熱い感動へと導かれ,終演時の聴衆の沸き上がりぷりはいかに高揚させる演奏であったかという証しとなる。ただ,音質は,第九以外は鑑賞に耐えうるレヴェルなのだが,6番を除いて十分に演奏の美質を伝えているとは言い難い。第九は絶えず耳障りなノイズがともない,その他の6番以外は少々ザラついた音質である。剛毅でオペラティックな演奏に聴くべき所はあるが,素直に曲の良さを味わうにはこの音質では物足りない。したがって,このセットは一般向けではなく,サーバタのベートーヴェン演奏に関心をもつマニア向けという位置づけとなる。演奏時間は次の通り。第3番T16:37 U17:12 V5:49 W11:17・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第8番T9:16 U3:32 V4:20 W7:19・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第5番T8:01 U9:29 V5:01W8:33 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第6番T9:13 U12:44 V4:59 W3:36 X9:30・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第9番T15:37 U11:42 V13:58 W25:27・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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