【中古:盤質A】 交響曲第3番、ハイドン変奏曲 ケンペ&ミュンヘン・フィル(XRCD)
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カバポチ | 神奈川県 | 不明 | 2009年12月11日
3番はブラームスの交響曲中最愛の曲だが、ケンペの演奏は実に感動的だ。今迄はフルトヴェングラーの演奏を最も愛聴してきたが、XRCD化の効果もあり、ステレオ録音ではこのケンペ盤が最も素晴らしい。実に味わい深いのだ。コクもある。何度も聴き込むほどに魅力が倍増する。これは、お薦めだ。但し、ハイドン変奏曲は曲が退屈で演奏もそれなりといった感じ。これは、余白を無理に埋めた感じ。3番一曲で余計なものは入れないで発売して欲しかった。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2009年11月29日
ブラームスの第3はなかなか演奏が難しい。4つの交響曲中、最もスケールが小さく、等身大に表現してしまうと、こじんまりとした軽い演奏に陥ってしまう危険性がある。それ故に、呈示部の繰り返しを行ったりして、バランスをとる指揮者も一部にいるが、ケンぺはそのようなことはしない。ケンぺのアプローチはあくまでも正攻法。それでいて、何と力強い作品だろうかと思わせるのはさすがというべきだろう。同曲をブラームスの英雄と称する者もいるようだが、ケンぺの演奏を聴いているとそれもむべなるかなと思われる。北ヨーロッパならではの幾分渋い色調の音色を出しつつ、重厚さにもいささかの不足もない。第2楽章や第3楽章の抒情的な旋律の歌い方も実に感動的であり、この第3は、ケンぺとしても会心の名演と評価してもいいだろう。ハイドンの主題による変奏曲も、ゆったりとしたテンポの下、各変奏の描き分けを巧みに行っており、老匠ならではの円熟の至芸を感じさせる。それにしても、XRCDは素晴らしい。これほどのいやみのない自然体の鮮明な音質で、ケンぺの名演を味わうことができるのは何という幸せなことであろうか。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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