【中古:盤質B】 チャイコフスキー:交響曲第5番 ズデニェク・マーツァル&チェコ・フィル
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TOCHIPAPA | 広島県 | 不明 | 2015年08月13日
五番のレビューの前に三番の思い出を少し。三番の録音のナマを現地で聴いたのですが、前半はラフマニノフの三番。ピアノはモスクワの教授とかのおじさんでしたが、アルゲリチを彷彿させる爆演。休憩後のチャイコフスキー、なるほどおとなしめでした。ゆったりとオケとホールの音を味わうことができましたが、それでも、「熱かった」です。終楽章、「ああ、これいじょう熱くなったら、一生記憶から離れなくなってしまう」と思いながら聴いていました。もちろん、本場で聴く感激もあってのことですが、カレル橋を渡るあいだも耳の中で鳴っていました。 後で、この人は全曲録音を意識してたんだな、と納得しました。もの足りないという感想も理解できますが、このオケをあのホールで鳴らして全集に仕上げるなら、あれ以上の味つけは却って不要とも思いました。余談ですが、ラフマニノフで咳込んだ人がいてなかなか止まず、マーツァル先生、たまりかねたか、ハンカチを出して「ちっとは抑えろよ」って感じで振ってました。ライブは目いっぱいハジケるお茶目な人のようでした。 そんな経緯もあって三番は発売すぐに買いましたが、あれから七年、やはり他も聴いてみたいと思って五番も買いました。劇的効果ならスヴェトラーノフ、迫力ではカラヤンの壮年期、今のお気に入りはカラヤン晩年のものですが、三番と五番を聴いたまでの感想では「新しい録音で全曲そろえるならマーツァルがおすすめ」という気がします。何しろウノ先生が褒めてるから間違いないです(笑)。 オーディオ的にはSACDがいいんでしょうがCDでも十分。むしろ耳に馴染んだチェコフィルって感じで迫力もあるように思います。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 2011年02月13日
これはすばらしい!見事な名演です。芝居っ気の強いこの曲、そこをよく心得て流れをうまくつかみ骨太に仕上げました。チェコフィルも絶好調!響きの美しさと豊かさは特筆もので、弦の豊麗さと金管のパワーは絶賛に値します。録音も文句なし、超優秀。良いディスクです。エクストンさん、よい仕事でした。ただ一点、付け加えておきましょう。この演奏を聴いていて思ったのですが、マーツァルさんは、カリスマ性とか巨匠性を持った指揮者ではないのでしょう。むしろ、実演で培った経験を武器に、音楽をうまくまとめあげる才に長けたタイプなのですね。マーラー演奏にはいささか不満を持つこともあるのですけれど、こういう一種スタンダードナンバーではそれが最高に良い方向に働いて、すばらしい成果になって現れます。こういう風なつもりで、これからはマーツァルさんのディスクを聴いていくこととしましょう。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ushio | 東京都 | 不明 | 2011年01月29日
マーツァルと言う指揮者、オーディオマニアには評判がよく、マーラーオタクからはボロクソに言われている。どうも理解できない。このチャイ5も、過去の名盤と比較され貶されるのだろうか?レビューを見たが、視野の狭い人が多いと思う。バーンスタイン、テンシュテットを信奉するあまり、それを唯一のモノサシにして、「死の恐怖がない」「苦悩がない」などとのたまうのは笑止千万。スコアを開けば、マーツァルがいかにこの曲のメッセージを、必死に「音」で伝えようとしているか理解できよう。この演奏を「楽天的」といって切り捨てる人は、音楽と真摯に向き合っていない。私はバーンスタインの信奉者だが、マーラーに関してはマーツァルのほうが素晴らしいと思う。MTTやインバルの新盤も出ている今日、レニーの粘着質演奏CDは、もはや過去のものになっている。残念だが事実だ。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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MusicArena | 神奈川県横浜市 | 不明 | 2008年11月04日
マーツァルという指揮者は冷徹でオリジナル主義を突き通す硬い指揮者ではないが、かつてのバーツラフ・ノイマンの様なコテコテの民族楽派美学の急先鋒ではなく、どちらかというと現代的な解釈をする人だと思う。しかし、そのマーツァルと伝統民族楽の殿堂チェコフィルが合わさると何とも新しい息吹を感じつつ懐かしいチェコフィルの音色をも楽しめるのである。弦の粘りのある持続音と擦弦時の生々しい擦過音、燻し銀のような楽器たち・・・。そして何といってもその独特の節回し(デュナーミクとアゴーギクがいわゆるスロヴァキア民謡調)が・・・1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Candide♪ | 埼玉県 | 不明 | 2006年05月05日
現在のマーツァル&チェコ・フィルの充実した関係がこのCDに刻み込まれている。1999年録音のコバケン&チェコ・フィルの同曲の録音と比較すると、音楽の密度の違いに驚かされる。特別強い個性のある演奏ではないが、隅々までコントロールされたチェコ・フィルを楽しめる演奏。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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♭hide | 千葉県 | 不明 | 2006年04月30日
奇を衒うことのないオーソドックスな演奏である。オーケストラに厚みがあり、アンサンブルも強靱の極み。マーツァルを音楽監督に迎えてから、チェコ・フィルの演奏能力が向上したことを再認識させてくれるディスクである。第2楽章冒頭のホルン・ソロはかつて生み出されたチェコ・フィルによる同曲の演奏でも最高の出来だろう。チャイコフスキーの5番を素材にして、名門チェコ・フィルを堪能する向きには最高の名盤であり、オーソドックスな演奏ながらも、充実した響きのおかげで物足りなさは感じない。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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スターダスト | 宮城県 | 不明 | 2006年03月23日
U氏の批評には呆れる。 自分の意見だけが先行されていて、曲がどうだとかいうよりも重箱の隅をつついた批評には言葉が出ない。演奏をだめにしているように思えてならない。 解説はいまいちですが、演奏は上出来です。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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