Sym.1, 19 / Rozhdestvensky
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レインボー | 不明 | 不明 | 2021年01月03日
ソヴィエトの作曲家、ニコライ・ミャスコフスキーの2つの交響曲を集めたCDです。 まず最初に登場するのは、交響曲第1番で、これはゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、ソヴィエト国立文化省交響楽団の演奏。 さすがソヴィエトの巨匠、ロジェストヴェンスキーだけあり、その演奏は実に充実しているし、数少ない同曲の名演と言えるもの。 もちろん分厚いロシアン・ブラスも健在だし、歌うとこは歌う。 録音も意外と悪くない。 2曲目は交響曲第19番を収録。 古典的な吹奏楽のための交響曲作品としては、同じソヴィエトのコジェベニコフの交響曲第3番やフランスのフォーシェの交響曲に並ぶ名作。 演奏は、ニコライ・セルゲーエフ指揮、ロシア国立吹奏楽団。 この19番はミャスコフスキーの友人の軍楽隊長、イヴァン・ペトロフから委嘱されたもので、ペトロフが当時指揮していたモスクワ騎兵隊軍楽隊によって初演された作品。 ペトロフは後にソヴィエト国防省軍楽隊の隊長に栄転し、同軍楽隊とこの曲の初録音を行なっている。 ここで指揮を振ったセルゲーエフはペトロフが隊長時代に軍楽隊のバンドマスターを務めた人物で、ロシア国立吹奏楽団はペトロフが退官後に創設に関わった団体と、即ち初演者と縁のある演奏家による演奏なのである。 幾つかあるこの曲の中でも、オリジナル編成での演奏で、パワーのあるその力強い演奏や、卓越した技術、理想的な音楽運び、そしてミャスコフスキーへの共感などなど、聴き手にあっという間に曲の魅力を伝えてくれるこの曲屈指の名演と言えるだろう。 惜しくも音質は少しわるいのだが。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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