【中古:盤質AB】 歌劇『こうもり』全曲 ベーム&VPO シェンク演出 (1972制作)
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シロクン | 新潟県 | 不明 | 2022年02月06日
まず、実演ライブではなく映画版。動きが細かく見える点はいいとして、私は基本的にオペラ映像は舞台芸術、と思っていて、映画版は好きではないので、1点減点。 出だしの序曲はカールベームの堂々たる指揮ぶりが見れる。高校生のころに写真で見た通りの威厳のある頑固おやじが懐かしくうれしい。ベームの登場はそこだけ。ヤノビッツは声がとんでもなくクリスタルで色香もありロザリンデはまり役。そのほかの男性歌手はうまいし面白い。アデーレ、少し年増かな、かわいいけど手練手管に長けていそうで、もう少し初々しい若いソプラノだったら最高。面白かったのはビントガッセン、この当時はけっこう年齢が行っていたのだろうけど、往年のヘルデンテナー、永遠のジークフリートの素顔が見られてこれはこれでよかった。 こうもりのDVDは売られているものが意外と少ない。指揮もオケも歌手も有名どころがそろい、どこをとってもはずれはない。映画版ということを承知の上でなら持っていて損はない。楽しめるDVDです。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ROYCE | 神奈川県 | 不明 | 2017年09月20日
ベームの指揮は格調高く骨太でたいそう立派。ほろ酔い気分で眺めるのに適した、ゆったりした音楽の運びは、古き良き時代の情趣に満ちていて今となっては貴重である。遅めのテンポが歌手や踊り手の演技をも考慮した設定であることは、画面に出てくる舞踏の場面でよくわかる。歌手たちの動きを見ているとテンポの遅さは気にならず、むしろ自然体に感じられるのである。カルロス・クライバーのスポーティ―な爽快感が無いからといって、目指す方向性が異なる指揮を貶すのはお門違いといえよう。序曲の出だしだけとらえて揚げ足取りのように、とやかく言うのは慎みたいものである。ウィーンフィルがたっぷりと濃厚に歌えるのも、遅めのテンポならではのメリットなのだ。映像はフィルム収録だろうか。DVDであっても細部の解像度は悪くない。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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稲荷屋茶助 | 東京 | 不明 | 2008年11月21日
この演奏は賛否両論あるんだろうなあ。まずベームの音楽が喜歌劇のイメージである軽妙洒脱と相容れるのかという点についてはこれは別物として聞くしかない。既成概念抜き聴くとすばらしい音楽だ。特にシャンパンの歌のホルンの利かせ方は他人にできない・ぞくぞくする。次にヴィントガッセンだが金持ち若者の傍若無人的イメージが鼻につくファスベンダーより良いという見方もある。ヤノヴィッツは目を隠すと色気があって美人ですね。刑務所のシーンになると突然野暮ったくなるが。歌はいずれも別録音ゆえ全員言うことなし。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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宇野珍会長 | さいたま | 不明 | 2008年02月12日
昨日聞き直して印象が変わったので書き直したい。ベームの一見鈍重な指揮だが、含蓄のある美しさに安心できる。クライバーが軽薄にさえ聞こえてしまう(それでも神業だが)。次はホルムのアデーレを特筆したい。庶民的で可愛らしいのだが、凛として気品がある。今はこういう女性が減ってしまった。まじりっ気のない歌唱は是非聞いてほしい。アイゼン(略)はヴェヒターがベスト。プライよりお茶目で横柄で間抜け。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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伊東洋輔 | 神奈川 | 不明 | 2007年12月31日
念願かなってようやくシェンク自身がフロッシュを演じたこの盤を購入、今私はこのDVDを大晦日にシャンパン片手に見ながらこのレヴューを綴っている・・ベームの音楽はさすがに重いがそりゃクライバーに比べりゃ誰の演奏もドン臭く映りますよ。ヴィントガッセンのオルロフスキーは頂けないが、それを除けば云う事なし。・・それにしても良いねえ「過ぎ去った全ての事を忘れられる人は幸福だ」か・・小生の人生哲学(?)にピッタリの言葉だ。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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猪八戒 | 埼玉県和光市 | 不明 | 2007年12月08日
「字幕:…、中国語」と表記していますが、実際購入してみると、ドイツ語、英語、フランス語、スペイン語のみでした。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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字野珍会長 | さいたま | 不明 | 2007年06月11日
これは素晴らしい。音楽よりシェンクの演技指導が輝きを放っている。映画版こそ可能な小声の効果も素晴らしい。シェンクのフロッシュはあざとさを一切排し、結晶化し尽している。ベームの音楽は鈍重だが時に優美になるのは面白い。ヴィントガッセンは舞台ならちょっと引くが映画版だからこそ演技が光るのだ。他の役者もレベルは高くクンツの演技は特筆大書したい。ヴェヒターがベームに付いて行けずやや勇み足だ。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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薔薇の騎士 | 横浜 | 不明 | 2004年07月11日
素直に「素晴らしい作品」と思った。出演者の誰もが、この作品を楽しみながら作り上げている様子が伝わってくる。クライバーのも観たが、比べてどうこうと言う事ではなく、それぞれの演奏に敬意を表したい。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ますお | 東京都 | 不明 | 2004年06月23日
ベームのシュトラウスは最高だ。クラウスやクライバーとは立脚点が違うので単純に比較できないのでは。一般に評判は悪いが私にとっては、滋味があり高級感のただよう最高の演奏だ。 歌手たちも、演技ともども最高に素晴らしい。この演奏を受け入れるかどうかは、ベームの実力云々でなく好みの問題にすぎないと思う。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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鑑賞歴50年 | 秋田 | 不明 | 2004年06月22日
「S.S地方都市」氏のレビューは適切。CLASSICA JAPANのD-VHS録画を数年来視聴。CARLOS KLEIBERとの差異は、序曲の数秒で歴然。購入は推奨。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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S.S | 地方都市 | 不明 | 2004年06月12日
ビデオとCD持っているが、「こうもり」にしては重いし楽しくない。歌手陣は一見豪華だが、ヤノヴィッツは演技が平凡。この人は喜劇には向かない。ヴィントガッセンはまるで、トリスタンっぽく明らかなミスキャスト。その他の歌手にも不満はある。 ベームの指揮は、ひたすら鈍重で野暮ったい。粋さとか洒脱とかいっさいなし、知らなければベートーベン作かと思うほどである。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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simogaku | 栃木 | 不明 | 2004年06月02日
ついにこの作品がVHD以外のメディアで発売されましたか。 あの吉田秀和氏も、レコード芸術などで、なぜこれが出ない、と述べておられた作品です。 わたしはVHDで、繰り返し鑑賞しました。健康な色気あふれるヤノヴィッツのロザリンデ、威厳のマントの裾から本性がはみ出るヴェヒターのアイゼンシュタイン、コケティッシュなホルムのアデーレ、オルロロフスキーの不思議な性格を実感納得させるヴィントガッセン。音楽の上でも映像の上でもそれぞれの人物の描かれ方は魅力的という以外ないものです。 ブラームスでしたか、こうもりはオペレ4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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