【中古:盤質A】 交響曲第8番 ブーレーズ / ウィーン・フィル
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robin | 兵庫県 | 不明 | 2021年04月09日
これでもブルックナーなんですね。どこかずれていると感じます。もう聞くことはないCDです。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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織工 | 東京都 | 不明 | 2014年10月05日
ブルックナー没後100年記念として1996年9月、ザンクト・フローリアン教会でのウィーン・フィルとのライヴ録音。ハース版による演奏。それまでブーレーズがブルックナーを振った音源が一般に知られておらず、この記念すべきコンサートにブーレーズが起用されたこと自体、その話題性は十分だった。 ブーレーズは周到に準備をしたと思う。驚くべき解析力であり、さすがにスコアを読み尽くし音楽を再構成するという、自身も現代音楽の代表的な作曲家であるブーレーズならではアプローチの演奏である。 残響効果も巧みに計算に入れて全体構成を考えており、ウィーン・フィルの持ち前の木管楽器の世界最高水準の美しさは絶品。その分、金管の咆哮はかなり抑え気味で(実際の臨場感は別、こちらは録音テクニックかも知れないが)、全体のバランス感が見事に統御されている。 アゴーギクなどは抑制されほとんど感じないレベル、いわゆる「激情型」とは無縁の理知的な運行ながら、しかしクールな計算だけでない、音楽へのブーレーズ流の渾身の「入れ込み」は確実に伝わってくる。特に、テンポの微妙な変化、フレーズの絶妙な融合、両者のシンクロナイズ化によって、長い楽章も休止や転調を区切りとする「局所変化」が多様でまったく飽きさせない。好悪はあろうが、ブルックナーでもこうした「知的」演奏スタイルは実に有効といった見本のような演奏。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ペロペロプロス | 秋田県 | 不明 | 2008年02月21日
教会録音のため「全ての音を独立的かつ明晰に響かせる」といったフランスの個々主義的なものは残響に包まれ弱まりブーレーズにしては「全ての音が溶け合う」というドイチュ・オーストリア的な音作りに接近している。私には心地良い音で、可愛らしいぶるっくなーである。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ひさ | 神奈川県 | 不明 | 2007年11月24日
ブルックナー=リンツの田舎作曲家という概念で聴くと、失望するかもしれませんが、現在にも生きている世界のブルックナーとして捉えた演奏には、拍手を送りたい。 同じ聖フローリアンでライブ録音した日本人指揮者のダイナミックレンジが狭く、管楽器がミスだらけの第7番を重宝がる人には、受け入れられないでしょう。 なお、私はDVDを勧めます。コンサートは音だけではその真価の半分しか伝えないからです。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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六色林檎 | 緑区 | 不明 | 2006年05月16日
確かに、ホール(教会)の残響がたっぷり収められた録音である。しかし、これについて“管楽器が遠い”というのはいかがなものか。ケンペの8番についても同様な意見があったが(オケの巧拙はともかくとして)、この音をそう思うのは、“音場”の捉え方が、現代のマルチマイクのミキシングに慣れているだけではないだろうか? 私は、ぜひ同じ組み合わせで7番や9番、4番を聞いてみたいと思う。もちろん、DVDも見ました。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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un portrait de PB | 東京都 | 不明 | 2006年04月11日
非宗教家で厳しい作曲家のブーレーズにとって、この交響曲は「giganticで偉大な作品」ではないのだ。その代わり大きな構造とディティールの両面に等しく愛情を注ぎ仲介した大変頭の良い演奏だと思うが、希望通り十分実演を重ねずに録音した経緯もあり、オーケストラとの思惑のずれが随所に合奏の乱れとなって表れる。ホールトーンは切り詰め過ぎと思う。未調整の音源ではすべてが何と論理的に響くことか!ただ、指揮者の緻密な解釈と出会ったウィーン・フィルの和声・音色感覚の何ともいえぬ繊細さは他に替え難い。最近の7番はもっと良かった。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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もとこう | ながの | 不明 | 2005年05月04日
わたしは結構好きですよ。弦の響きなんて、いいじゃないですか。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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アントン・ミントン | 盛岡市 | 不明 | 2002年01月07日
現代の録音技術をもってこのホールトーンを意図的に残したことに意義がありそう。ブーレーズはもっと冷たい演奏をする人かと思っていたが、この豊かな響きが彼を熱くさせたのか?こういうドラマティックな演奏大好きです。しかも理知的。名演といっていいんじゃないかなあ。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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fuka | 横浜 | 不明 | 2001年10月15日
主知分析的との予想に反し、情感に富むフレージングやテンポの自然な揺らぎとVPOの響きの美しさが印象的な、様式感と官能美を伴った名演奏。少し抑え目に入って最終的には巨大なコーダを迎える終楽章の設計はさすが。ブーレーズがこの曲をこう考えるのか、と興味深い。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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