fmk  |  東京都  |  不明  |  2009年05月15日

チャイコフスキーの本質が剥き出しになったような恐ろしい演奏。何回も聴いてしまいました。

 

かっこう  |  千葉県  |  不明  |  2003年06月25日

古楽器演奏によるチャイ４と胡桃。ビブラートを抑えた弦楽器と、無理に強奏することのない管楽器の響きは実に透明感溢れる、しかし無味乾燥にならず音楽の核を抉り出すかのような熱演で、僕が所有する２０枚の第４の中でも１，２を争う名盤に値すると思われます。インマゼールのこれらの曲に対する解釈は、いわゆるスコアに忠実、自然体というべきで、本場露西亜の巨匠たち（特にスヴェトラーノフなど…）のネバネバ・ドロドロ的演奏とは正反対のものですが、モダン楽器における演奏でこれらの曲を聴きなれた方や、ちょっと最近ライフスタイルがユル

 

主水之介  |  福岡  |  不明  |  2003年04月08日

正直なところ、第４番からは期待していたほどのインパクトを受けませんでした。情念・そしてその反動からくる空虚感といった贅肉は削ぎ落とされていますが、それに代わるものがあまり感じられませんでした。自分の耳に『チャイコかくあるべし！』みたいな固定観念がしみついてしまっているからでしょうか？しかし《くるみ割り人形》では目からウロコ！奇を衒わぬ丁寧な音楽づくりですが、小編成での演奏が功を奏し今までになかった構成感を堪能できますし、思わず微笑みたくなるようなニュアンスが随所にちりばめられ、楽しいミニチュアの世界が目に

 

tsucchy  |  愛知県  |  不明  |  2003年04月01日

情報の時点では、あまり食指が動かなかったが、店頭で流れているのを聴いて、思わず購入した１枚。「チャイコフスキーらしくない」と言えば一言で片付いてしまうが、音楽的に考えると「こんな演奏があってもいいじゃないの？」と思わせてしまう。敢えてチャイコフスキーの交響曲を録音したインマゼールに拍手！

 

cherokun  |  愛知  |  不明  |  2003年03月11日

ちょっと変わったチャイコフスキー。乾いた響きで、弦の厚みも無くあっさりとしていて、素っ気ない。管の比重が大きいが、ロシアのオケの演奏のようなねばりや威圧感はなく、ほのぼのとしていてほほえましい。２楽章の叙情も、等身大でさりげなく親しみやすい。くるみ割り人形は、大げさにならず子供達の夢を素直に描いている。これまで、インマゼールの数多くの古楽演奏（指揮、チェンバロ、フォルテピアノ）を聴いてきたが（コンサート、ＣＤ）、ここまでやるとは！ついでに、ジャケットもかわいくていい。

 

かばくん  |  栃木県  |  不明  |  2003年02月28日

ショッキングという感じではないのですが、激情と力で押し切るという感じの第４交響曲を精緻な構築物として演奏しており、私のような、チャイコフスキイはちょっと敬遠、という向きには大いに楽しめました。悲愴も聴いてみたいですね。